ピボットテーブルの基本

解説記事内の画像はExcel 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2016, 2013, 2010
Excel 2016・2013・2010用 練習ファイル
(pivottable.xlsx  36.4KB)

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日々貯めた大量のデータ ピボットテーブルとは、日々貯めた大量のデータを、

ピボットテーブル 項目ごとにあっという間に集計できてしまう機能。

どの項目ごとに集計するかも、自在に変えられるので、データさえあれば、商品別に売上を見たり、申込方法ごとの売上を見たりと、多方面からの分析もできてしまう、威力抜群の機能です。

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ピボットテーブルで集計するための大前提

ピボットテーブルは、Excelで大量のデータを扱うためのデータベース機能の1つです。
ですので、

ピボットテーブルで集計したいデータは、「データベース作成のお作法」にのっとって、1行1件として貯め込まれていなければならない

というのが大前提です。

データは1行1件分として入力 この大前提が守られていないと、ピボットテーブルがうまく動作しませんので、これがいまいちピンとこない方は、初めに「データベースとは?Excelデータベース作成のお作法」をご覧ください。

ピボットテーブルの作成

それでは、貯め込まれたデータを集計すべく、ピボットテーブルを作成していきましょう!

どれか1つのセルを選択 集計したいデータがある範囲のうち、どれでもいいので、どれか1つのセルを選択します。
Excelのデータベース機能では、貯め込まれたデータをすべて範囲選択しなくても、その範囲を自動で認識してくれるので、集計したいデータがある範囲のうち、どれか1つのセルを選べばそれでOKだからです。

[ピボットテーブル]ボタン [挿入]タブ、[テーブル]グループの[ピボットテーブル]ボタンをクリックします。

Excel 2010の[ピボットテーブル]ボタン 【Excel 2010】
[ピボットテーブル]ボタンが、絵柄の部分と[▼]の部分の二重構造になっているので、絵柄の部分をクリックします。

[テーブル/範囲] ダイアログボックスが表示され、集計したいデータがある範囲をExcelが自動認識し、[テーブル/範囲]欄に表示してくれます。
もし違うなら、見出し行を含めた、集計にかけたいデータがある範囲を指定し直すわけですが、「データベース作成のお作法」にのっとってデータが入力されていれば、ちゃんと認識されているはず。

[新規ワークシート] 更にピボットテーブルを作る場所を指定します。
新しくワークシートを作り、そこで集計したい場合には[新規ワークシート]を、既にあるワークシートで集計したい場合には[既存のワークシート]選択します。
「絶対にこのシートにピボットテーブルを作りたい!」みたいな特別な思いがなければ、通常は[新規ワークシート]を選択すればいいです。
ダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックすると、

ピボットテーブル 新しいシートができ、そこに、何やら枠で囲まれたものが表示されました!
この枠で囲まれたものがピボットテーブルで、

[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウ 更に画面右側に表示された[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウで、どのような集計をしたいのかを設定していきます。

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項目を選択するだけで集計完了!

作業ウインドウの上側に並んだ項目 作業ウインドウ上部の、チェック欄がある項目一覧は、

集計にかけたいデータの見出しにあった項目の名前 集計したいデータの見出しにあった項目の名前。

作業ウインドウの上側に並んだ項目 この項目の名前を指定して、何ごとに集計したいのかを設定します。

「商品名」にチェックを付ける どの商品が何個売れたのか知りたければ、「商品名」にチェックを付けると、作業ウィンドウの[行]欄に、チェックを付けた「商品名」という項目が入ります。

「個数」にチェックを付ける 更に「個数」にチェックを付けると、作業ウィンドウの[値]欄に、チェックを付けた「個数」が入り、自動的に「合計/個数」と表示されます。
Excelさんがデータの種類から「きっと合計したいんじゃないかな」と、気を利かせてくれたわけです。
たったこれだけの操作なのに、

ピボットテーブルに、商品ごとの個数合計が表示 先ほどまで、何やら枠で囲まれただけだったピボットテーブルに、商品ごとの個数合計が表示されました!
これは、

作業ウインドウの[行]と[値]欄 作業ウィンドウで指定したとおり、左側に商品名が、そして、その右側にそれぞれの個数合計が

ピボットテーブルの集計結果 集計された結果です。

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チェックのON/OFFで項目の出し入れ

「個数」のチェックを外し、「金額」にチェックを付ける 今は「個数」の合計を出していますが、いやいや「個数」は消して、「金額」の合計を知りたいんだよ、というのであれば、「個数」のチェックを外し、改めて「金額」にチェックを付けると、[値]欄でも「個数」が消え、チェックを付けた「金額」の項目が入り、自動的に「合計/金額」と表示されます。
ここでもやっぱり、Excelさんが「きっと合計したいんじゃないかな」と、気を利かせてくれたわけです。

ピボットテーブルに、商品ごとの金額合計が表示 すると、ピボットテーブルも、商品ごとの個数合計から、商品ごとの金額合計の集計表に早変わり!

[行]欄に「商品名」と「支払い方法」の2つの項目 更に!
「商品」ごとに加えて、「支払い方法」でも分類して売上を確認したいな、というのであれば、「支払い方法」にチェックを付ければ、[行]欄に「支払い方法」が加わり、「商品名」と「支払い方法」の2つの項目になったため、

「商品名」ごと「支払い方法」ごとに集計された 集計表も、商品ごとの集計が、更に支払い方法でも細分化されて集計されました!

ドラッグでアレンジ!

[行]欄に「商品名」と「支払い方法」の2つの項目 さて、現在作業ウィンドウの[行]欄には、「商品名」の下に「支払い方法」という項目があるので、

「商品名」ごと「支払い方法」ごとに集計された 実際のピボットテーブルも、「商品名」ごとに、更に「支払い方法」で細分化されて集計されています。

[行]欄に「商品名」を「支払い方法」の下までドラッグ ここで、この上下関係を入れ替えるべく、「商品名」にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが黒い十字の形に変わったら、「支払い方法」の下までドラッグします。

「支払い方法」の下に太い線が表示される 「支払い方法」の下に太い線が表示されると、「この位置に移動しますよ」という合図。
ドラッグをやめると、

「商品名」と「支払い方法」の上下関係が入れ替わった 「商品名」と「支払い方法」の上下関係が入れ替わったので、

「支払い方法」ごと「商品名」ごとに集計された ピボットテーブルも上下関係が入れ替わり、「支払い方法」ごとに、更に「商品名」で細分化された集計に変わりました!

行と列の双方向に項目のある集計表

さてさて、上下関係に細分化した集計表より、行と列の双方向に項目のある表の方が分かりやすいな、というのであれば、

「支払い方法」を[列]欄にドラッグ 「支払い方法」にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが黒い十字の形に変わったら、[列]欄にドラッグすると、

[行]欄に「商品名」、[列]欄に「支払い方法」 [行]欄に「商品名」、[列]欄に「支払い方法」の項目になったので、

ピボットテーブルのクロス集計 ピボットテーブルも行と列の双方向に項目のある集計表に変わりました!

[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウ 使い方まとめ

[ピボットテーブルのフィールド]作業ウィンドウ このように、ピボットテーブルでは項目の名前にチェックを付けることで、「何の項目ごとに、何を集計したいのか」を指定します。
通常、チェックを付けた項目内のデータが文字の場合は[行]欄に、チェックを付けた項目内のデータが数字の場合は[値]欄に自動的に入ります。

集計の対象になった項目を、ドラッグで好きな位置に動かす そして、集計の対象になった項目を、ドラッグで好きな位置に動かし、表の体裁を変えることができます。

作業ウィンドウの[行]、[列]、[値] 作業ウィンドウの[行]、[列]、[値]の位置関係は、

ピボットテーブルの位置関係 ピボットテーブルの位置関係とまったく同じ。

作業ウィンドウで集計したい項目を自由に変えることで、商品ごとの集計や、申込方法ごとの集計など、多角的な分析ができるというわけです!

ピボットテーブルの総計 そして、それぞれの総計も出してくれるのがいいところ。

さて、今回の例では、よくある日ごとや月ごとの集計を行いませんでした。
実はピボットテーブルのイメージが沸かない全く初期の段階で、日付がからむ集計を行うと、途端にややこしくなるから。
もうピボットテーブルの基本は大丈夫なので、今度はピボットテーブルでの日付の集計について見ていきましょう!

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