表示形式「通貨」「会計」「数値」の違い

B!
解説記事内の画像はExcel 2019のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2019, 2016, 2013
  • Microsoft 365
Microsoft 365は、バージョン2008と、バージョン2105で動作確認しています。
練習ファイルのダウンロード
Excel 2019・2016・2013 / Microsoft 365用
(format-currency-accounting.xlsx  11.0KB)

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数字の見せ方を操る「通貨」「会計」「数値」の表示形式。
このページでは、この3つの表示形式の違いをご紹介します!
設定後の見え方の違いはもちろん、設定の段階から見える違いもご紹介していきます!

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[通貨]表示形式の設定時に分かる特徴

まずは、「通貨」表示形式を設定したい範囲を選択します。

範囲選択したセルのところならどこでもいいのでマウスポインターを合わせ、マウスポインターが白い十字の形で右クリック

[セルの書式設定]をクリックします。

表示されたダイアログボックスの[表示形式]タブで、左側の一覧から[通貨]をクリックで選択すると、

「通貨」表示形式の設定を確認できます。
「通貨」表示形式では、通貨記号を選べますし、マイナスの数字のときに括弧付きで表示するとか、赤字で表示するとかが選択できます。

マイナスのときの表示で、既定で選択されているものは、マイナスのときも黒で表示される、というものです。
(選択で反転してるから色が分からない!とイラッとした方は、他の選択肢を選んでみると、確認できます。)
今回は特に設定は変更せず、図のような既定の設定のまま[OK]ボタンをクリックします。

「通貨」表示形式を設定できました。

[会計]表示形式の設定時に分かる特徴

お次は「会計」表示形式を設定していきましょう。
「会計」表示形式を設定したい範囲を選択します。

範囲選択したセルのところならどこでもいいのでマウスポインターを合わせ、マウスポインターが白い十字の形で右クリック

[セルの書式設定]をクリックします。

表示されたダイアログボックスの[表示形式]タブで、左側の一覧から[会計]をクリックで選択すると、

「会計」表示形式の設定を確認できます。
「会計」表示形式でも、通貨記号を選べますが、マイナスの数字のときにどう見せたいかは設定できません。

とはいえ、ユーザー定義の表示形式を使えば、「会計」表示形式の体裁でも、マイナスの数字を赤く表示できるので、キリキリキーッ!とかなる必要はありません。
今回は特に設定は変更せず、図のような既定の設定のまま[OK]ボタンをクリックします。

「会計」表示形式を設定できました。

[数値]表示形式の設定時に分かる特徴

最後は「数値」表示形式。
「数値」表示形式を設定したい範囲を選択します。

範囲選択したセルのところならどこでもいいのでマウスポインターを合わせ、マウスポインターが白い十字の形で右クリック

[セルの書式設定]をクリックします。

表示されたダイアログボックスの[表示形式]タブで、左側の一覧から[数値]をクリックで選択すると、

「数値」表示形式の設定を確認できます。
「数値」表示形式では、通貨記号は付きません。
その代わり、「通貨」や「会計」では有無を言わさずに付く「3桁区切りのカンマ(千の位のカンマ)」を付けるか付けないかが選べます。

また、マイナスの数字のときに括弧付きで表示するとか、赤く表示するとかの選択肢の他に、マイナスを「▲」で表現するなども選べます。

となると、「えーっ!通貨や会計の体裁では、マイナスのときに「▲」使えないの?」となりそうですが、そういう場合は、ユーザー定義の表示形式で対応しますので、これもまたキリキリキーッ!とかなる必要はありません。

今回は[桁区切り(,)を使用する]にチェックを付け、マイナスの時の表示は、普通のマイナス記号が付き、黒色で表示となる既定のものを選択した状態で[OK]ボタンをクリックします。
(数字がマイナスのときの選択肢が、選択で反転してるから色が分からない!とイラッとした方は、他の選択肢を選んでみると、確認できます。)

「数値」表示形式を設定できました。

[違い1]通貨記号の位置

「通貨」と「会計」では、通貨記号を付けられるわけですが、「通貨」だと数字にくっついて、「会計」だとセルの端に通貨記号が表示されます。

これは、縦に数字が並んだ時にどう見せたいかで、お好きな方を選ぶことになります。

[違い2]セル端のわずかな空間

各セルの右端に注目すると、「通貨」のみ数字がきっちり右端に、「会計」と「数値」の場合は、若干の空間があきます。

「会計」は、通貨記号がセルの左端にくる表示形式な訳ですが、こちらも厳密に左端ではなく、若干の空間があきます。

もし、通貨記号は不要なので「数値」にしたけど、この空間がイヤなんだよーという場合には、

「通貨」表示形式なら空間があかないので、

表示形式の設定で[通貨]を選んで、通貨記号を[なし]にすればOKです。
但し、この場合でも、マイナスの数字のときに括弧付きで表示される選択肢を選んでしまうと、その括弧の分、桁の位置がズレないよう、マイナスじゃない数字のときには端が空いてしまうので、括弧が付かないものを選びます。

[違い3]ゼロの表示

「会計」表示形式だけ、ゼロのときはハイフンが表示されます。

これ、入力のときに間違いやすいんですが、「ゼロのときにハイフンで表示して」という設定なので、実際に入力するのはゼロです。

ゼロを入力後、そのセルの中で文字カーソルが点滅しなくなるまでEnterキーで入力を確定すると、ハイフンの表示となります。

選択肢が無くてもユーザー定義があるから大丈夫

ここまでで3つの違いをご紹介しましたが、空間がイヤ!だけど、こうなるのもイヤ!みたいに、用意されている選択肢でどうにもならない場合にはユーザー定義の表示形式を使って、自分の思い通りの設定をしましょう!

ボタンやボックスで設定するとこうなる

練習用データを操作しながらご覧いただいている方は、画面左下のシート見出しで「Sheet2」に切り替えます。

[ホーム]タブにある、

「通貨」「会計」「数値」の表示形式は、リボンのボタンや、表示形式のボックスで手軽に設定することもできます。

「通貨」表示形式は、ボタンでも、表示形式のボックスでも設定できますが、数字がマイナスのときに違いが出てきます。
表示形式のボックスで設定したほうは、数字がマイナスのときに括弧で囲まれるので、桁の位置が合うよう、プラスのときでも、ゼロでもセルの右端に若干の空間があきます。

「会計」表示形式は、表示形式のボックスで設定できますが、「[会計]表示形式の設定時に分かる特徴」の章で、ダイアログボックスから既定の設定にしたときと、結果は変わりません。

「数値」表示形式は、表示形式のボックスで設定できます。
ここから設定すると、3桁区切りのカンマは付かず、数字がマイナスのときは赤で、なおかつ括弧付きで表示される設定になります。

そして!!豆知識。
おなじみ[桁区切りスタイル]ボタンを使うと、見かけ上、数字に3桁区切りのカンマを付けてくれるわけですが、

[桁区切りスタイル]ボタンを使ったセルを範囲選択した状態でリボンを確認すると、表示形式のボックスが[通貨]になっていることが分かります。
数字に通貨記号が付かないので、[数値]になると思いきや、[通貨]。

試しに、[桁区切りスタイル]ボタンを使ったセルを範囲選択した状態で、マウスポインターが白い十字の形で右クリック、

[セルの書式設定]をクリックし、

[表示形式]タブを確認してみると、現在の設定の詳細が確認できます。
表示形式は[通貨]の、通貨記号が[なし]の設定になっています。
確認だけなので、ダイアログボックス右下のキャンセルをクリックしておきましょう。

[桁区切りスタイル]ボタンは、「通貨」表示形式の、「通貨記号なし」パターンというわけですね。

結局は見やすさ

その文書を見る人が、数字を見やすければいいわけですから、このページでご紹介した違いを参考に、「数字が見やすい!」と思った設定をしていただければそれでOK。

見やすさがクリアできていれば、あとは操作性なので、数字がマイナスのときの違いにこだわる必要はないんだ、というのであれば、ボタンやボックスを使った方が早いですし、

いや、数字がマイナスの時がとても重要なので、マイナスのときの表示にはこだわりたい!というのであれば、ダイアログボックスで詳細を選択しながら設定したり、それでも気に入らなければ、ユーザー定義の表示形式を使えば好みを実現できます。

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