日付入力の「お作法」

解説記事内の画像はExcel 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2016, 2013, 2010
Excel 2016・2013・2010用 練習ファイル
(input-day.xlsx  9.74KB)

日付の入力 B3番地に入力されている日付を、「1965年2月13日」に変更したい場合、あなたなら、入力し直す日付をどのように入力しますか?

「1965ねん2がつ13にち」と、数字とひらがなを入力して変換でしょ?
と思ったそこのあなた!
Excelでは、日付の入力には特別なお作法があるんです!

Windows 10の日本語入力OFFの状態 これから、その日付入力のお作法をご説明していきますので、まずは入力をスムーズにするため、日本語入力をOFFにしておいてください。
なぜ日本語入力をOFFにしておくと、入力がスムーズになるのか分からない方も、後でご説明しますので、まずは日本語入力をOFFにしておきます。
(図は、Windows 10の日本語入力OFFの状態です。)

もっとも大切な日付入力のお作法

B3番地を選択 それでは早速、日付入力のお作法について見ていきましょう!
日付を入力し直したいB3番地を選択し、

年、月、日を、スラッシュで区切って入力 「1965/2/13」と、年、月、日を、スラッシュで区切って入力します。
[Enter]キーで入力を確定すると、

日付が表示された 年、月、日を、スラッシュで区切って入力というお作法を守っただけで、「1965年2月13日」と、元と同じ形式で日付が表示されました!

和暦の日付の入力 次は、和暦で日付が入力されているB9番地にも、先ほどと同じ日付を入力してみます。
既に入力されている日付は和暦なのに、西暦で入力してもいいのか?とか、月が2桁で表示されているので、これと同じように月を2桁で入力しなきゃいけないのか?などと心配になっても、気にする必要はありません。

B9番地を選択 日付を入力し直したいB9番地を選択し、

年、月、日を、スラッシュで区切って入力 元が和暦で表示されていても構わず、「1965/2/13」と、西暦で年、月、日を、スラッシュで区切って入力します。
もともと月が2桁で表示されていたからといって、月の部分を「02」というように2桁で入力する必要もありません。
[Enter]キーで入力を確定すると、

西暦で入力しても、自動的に和暦に変換して表示された 日付を入力することができました!
しかも、もとの表示が保たれるよう、西暦で入力しても、自動的に和暦に変換して表示してくれています!
また、入力するときには「2」とだけ入力した月の部分ですが、もとの日付の表示と同じ形式で、「02」と2桁で表示されています!

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日付を和暦で入力する

先ほど、もとの日付が和暦で表示されているところに西暦で日付を入力しても、自動的に和暦に変換して表示してくれることをご紹介しましたが、これは逆でも同じです。

日付を和暦で入力 西暦で入力されているB4番地に、日付を和暦で入力してみましょう。

B4番地を選択 B4番地を選択します。

和暦で日付を入力する場合は、元号をアルファベットで入力します。

平成h
昭和s
大正t
明治m

和暦で年、月、日を、スラッシュで区切って入力 もちろん、年、月、日を、スラッシュで区切って入力というお作法は同じなので、「h5/4/26」と入力し、[Enter]キーで入力を確定すれば、

和暦で入力しても、自動的に西暦に変換して表示された 日付を入力することができました!
しかも、もとの表示が保たれるよう、和暦で入力しても、自動的に西暦に変換して表示してくれています!

元号の違いは気にしない また、B10番地は、すでに日付が和暦で表示されているものの、「昭和」の日付となっているので、「平成」の日付を入力してもいいものなのか迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、元号の違いは気にする必要はありません。

B10番地を選択 B10番地を選択し、

和暦で年、月、日を、スラッシュで区切って入力 先程と同じように、入力したい日付の元号をアルファベットで、そして年、月、日を、スラッシュで区切って入力というお作法を守り、「h5/4/26」と入力し、[Enter]キーで入力を確定すれば、

和暦で日付を入力 完了 ちゃんと思い通りの日付を入力することができました!

「今年」の日付の入力

B2番地を選択 さてここで、1つ実験をしたいと思います。
B2番地を選択し、

年を入力せずに、月日だけ入力 「8/22」と、年を入力せずに、月日だけ入力してみましょう。
[Enter]キーで入力を確定すると、

「今年」の日付として入力された 「8/22」と入力したので、当然「8月22日」の日付を入力できたわけですが、入力しなかったはずの年は、自動的に「今年」として入力されています。
図は2018年に入力した際の図なので、もしあなたがこの入力を2019年にしているなら、「2019年8月22日」となりますし、2020年に入力したなら、自動的に「2020年8月22日」となります。

Excelでは、「年」を入力しなかった場合は、自動的に「今年」のデータとして入力されます
つまり、「その入力をした年」として入力されるわけですね。

B8番地を選択 これはもちろん、もとの表示が西暦だろうが和暦だろうが関係ないので、日付が和暦で表示されているB8番地を選択し、

年を入力せずに、月日だけ入力 同じように、「8/22」と、年を入力せずに、月日だけ入力してみましょう。
[Enter]キーで入力を確定すると、

「今年」の日付として入力された 入力しなかったはずの年は、自動的に「今年」のデータとして入力されました!
図は平成30年に入力した際の図です。
もしあなたがこの入力を別の年にしているなら、その年の8月22日が和暦で表示されます。

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「データ」と「見栄え」の関係

エクセルで数字と文字の入力 〜案外知らないExcel入力の基本〜」でご紹介しているとおり、Excelでは、セルに入力したデータは、数式バーというところに映し出されます。

A3番地のデータを数式バーで確認 例えば、A3番地を選択すると、選択したセルに入力されているデータが、数式バーに映し出されます。

B3番地のデータを数式バーで確認 今度は、B3番地を選択し、数式バーを見てみると・・・。
セルには「1965年2月13日」と、数字と漢字を使った形式で表示されているのに、数式バーには「1965/2/13」と表示されているではありませんか!

B9番地のデータを数式バーで確認 同じように、B9番地を選択し、数式バーを見てみると・・・。
セルには「昭和40.02.13」と、和暦で表示されているのに、数式バーには「1965/2/13」と表示されています!

Excelでは、お作法にのっとって入力することで、「これは日付データなんだ」と正しく認識され、セルに格納されます。
その格納された日付データそのものが、数式バーで確認したものです。

B3番地のデータを数式バーで確認 そして、その格納されている日付データを、表面的に見やすく整えているのが「見栄え」。
Excelでは「見栄え」のことを「表示形式」と呼んでいます。
B3番地は、「1965/2/13」というデータが、「1965年2月13日」と表面的に見えるよう、見栄え(表示形式)が設定されていて、

B9番地のデータを数式バーで確認 B9番地は、「1965/2/13」というデータが、「昭和40.02.13」と表面的に見えるよう、見栄え(表示形式)が設定されている、ということなんです。

もちろんこの見栄え(表示形式)は、自由に、自分好みに変えることができ、その方法は下記のページでご紹介しています。
Excel基礎講座としてこのページをご覧いただいている方は、まだ下記のページは見る必要がありません。このまま先に読み進めてください。)

この「データ」と「見栄え(表示形式)」の関係は、お化粧と似ています。
素顔に化粧をすることで、見栄えを整えるわけですが、その化粧にも、「お嬢様風メイク」や「キャリア風メイク」など、いろいろな化粧の仕方があります。

B9番地のデータを数式バーで確認 これを、ここまで見てきたExcelの日付に当てはめると、「1965/2/13」という素顔の見栄えを整えるため、「1965年2月13日」と見えるお化粧をしたり、「昭和40.02.13」と見えるお化粧をする、といったイメージです。
もちろん、「昭和40.02.13」の月が「02」と2桁で表示されるのも、お化粧の仕方の1つなので、入力は「1965/2/13」のように、月の部分が1桁なら1桁で入力して構いません。

何も設定されていないセルに日付を入力すると

ここまでは、見栄えの整えられた日付がもともと入力されているセルに、改めてデータを入力し直しながら、日付入力のお作法について見てきました。

今度は、何もないセルに、新たに日付を入力するとどうなるかを見ていくことにしましょう。

D2番地を選択 何も入力されていないセルならどこでもいいのですが、今回はD2番地に入力してみたいので、D2番地を選択します。

お作法を守りながら日付を入力 お作法を守りながら日付を入力してみます。
「1965/5/7」と、年、月、日を、スラッシュで区切って入力し、[Enter]キーで入力を確定すると、

入力したとおりにセルに表示された 入力したとおりにセルに表示されています。

お作法を守りながら、和暦で日付を入力 今度はD3番地に和暦で日付を入力してみます。
「s40/5/7」と、入力したい日付の元号をアルファベットで、そして年、月、日を、スラッシュで区切って入力し、[Enter]キーで入力を確定すると、

元号はアルファベット、年月日の区切りはピリオドで表示された 日付の元号はアルファベットで、年月日の区切りはピリオドで表示されました。

年を入力せずに、月日だけ入力 今度は、D4番地に、「年」は入力せずに、「5/7」と、月日だけ入力し、[Enter]キーで入力を確定すると、

「月」と「日」の形式で日付が表示された 「月」「日」という漢字の形式で日付が表示されました。

「今年」の日付としてデータが入力された D4番地を選択すると、そのセルの中身が数式バーに映し出されますが、「年」を入力しなかったので、自動的に「今年」(入力したその年)の日付としてデータが入力されています
(この図は、2018年に日付を入力したときの図なので、2018年となっていますが、2019年に入力すれば、もちろん2019年の日付となります。)

年が見えず、月日だけが表示されている 入力したその年の日付データとしてセルに入力されているものの、表面的な見栄えは、年が見えず、月日だけが表示されているというわけです。

Excelが勝手に見栄えを決めた このように、何も設定されていないセルに日付を入力すると、その入力に合わせて、Excelさんが勝手に見栄えを決めてしまいます
でも、その見栄えが気に入らなければ、下記のページでご紹介している方法で、自分の好みに合わせて見栄え(表示形式)を変えればいいだけ。
Excel基礎講座としてこのページをご覧いただいている方は、まだ下記のページは見る必要がありません。このまま先に読み進めてください。)

そしてやはり、もともと見栄え(表示形式)が設定されているセルに日付を入力するときだろうが、何も設定されていないセルに日付を入力するときだろうが、年、月、日を、スラッシュで区切って入力というお作法に、なんら変わりはありません。

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スラッシュを入力したのに中点になってしまった

Windows 10の日本語入力OFFの状態 今回の日付の入力にあたり、冒頭で日本語入力をOFFにした上で、日付を入力しています。

Windows 10の日本語入力ONの状態 日本語入力ONの状態でも、もちろん日付を入力することができますが、

Windows 10の日本語入力ONの状態 入力後、「もう変換しませんよ」の意味の[Enter]、「もうこのセルに入力しませんよ」の意味の[Enter]と、入力を確定するために[Enter]キーを2回押す必要があります。
日本語入力がOFFならば、「もう変換しませんよ」の意味の[Enter]が減る分、[Enter]キーを押すのが1回で済むため、今回は説明をなるべくシンプルにすべく、日本語入力をOFFにした状態でご説明しました。
もし、この入力の確定について、意味が分からない方は、「エクセルで数字と文字の入力 〜案外知らないExcel入力の基本〜」をご覧頂くことを、強く強くおすすめします。

テンキー そして、日本語入力ONの状態で日付を入力した場合でも、数字入力専門のテンキーを使って入力した場合には、スラッシュを問題なく入力することができるのですが、

スラッシュを入力したのに中点になってしまった 文字の部分のキーボードで入力した場合には、「1965/2/13」と入力したいのに、「1965・2・13」のように、スラッシュを入力したつもりが、中点になってしまう場合があります。

キーボード これは日本語入力ONの状態で、なおかつ、スラッシュを、文字の部分のキーボードで入力したことが理由なだけなので、[Enter]キーで確定する前に[F10]キーを押すと、

[F10]キーで半角英数字に変換 「1965/2/13」のように、中点をスラッシュに変換できます。
[F10]キーは、入力した文字を半角英数字に変換するキーです。

日付入力のお作法 まとめ

さぁ、ここまでで、Excelでの日付入力のお作法をご紹介してきました。
大切なのはコレ!

  • 年、月、日を、スラッシュで区切って入力
  • 「年」を入力せずに月日だけを入力した場合は、自動的に「今年」(その入力をした年)の日付としてデータが入力される
  • 「データ」と「見栄え」の関係があるので、入力は西暦で入力しても和暦で入力してもOK。

そして、和暦で入力する場合の元号は、アルファベットで入力します。

平成h
昭和s
大正t
明治m

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