Excel関数 基本のキ(まずはここから編)
- Excel 2013, 2010, 2007
(sum.xlsx 11.3KB)
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今回は、左のような表で、各店舗の4月から9月までの入会者数の合計や平均を計算してみたいと思います!
さてここで、その合計を出す方法として、「数式の入力【四則演算編】」では、「足し算」の操作をご紹介しています。
ところが、この足し算の操作では、「B4番地とB5番地を足す」などではいいのですが、今回のように「麻布店の4月から9月までの合計を出す」のようになってしまうと、「B4番地とB5番地とB6番地とB7番地とB8番地とB9番地を足す(くどい)」という操作になってしまい、操作自体が非常に大変になってしまいます。
また、平均を出す際には、小学生の頃に、「合計÷データの個数」のような公式を習いましたが(懐かしい・・・)、いちいち合計を出して、さらにデータの個数を数えて、最後にそれを割り算・・・なんて何だか面倒くさい感が満載です。
そこでExcelでは、「合計出してちょ」「平均出してちょ」といった、各種計算の「お願いの仕方」があり、その方法でお願いすると、Excelさんがあっという間に計算してくれるという便利な機能が備わっています。
そのExcelさんへの「お願いの仕方」のことを、「関数」と言います!
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まずは当然これでしょ、SUM関数!
それではまず、各店舗の4月から9月までの合計を出してみたいと思います!
Excelさんに「合計を出してもらうお願いの仕方」のことを、「SUM関数」と言います。
「サム関数」と読みます。
まずは合計を表示させたい欄の、先頭のセルを選択します。
今回合計を表示させたい欄は、B10からD10番地までなので、その先頭であるB10番地を選択します。
B10番地は、「麻布店」の合計を出す欄ですね。
B10番地を選択後、数式バーにある[関数の挿入]ボタンをクリックすると、
様々な関数を設定するためのダイアログボックスが表示されます。
[関数の分類]と[関数名]欄を使って、自分が使いたい関数を指定していきます。
[関数の分類]の[▼]をクリックすると、分類の一覧が表示されます。
関数は様々な分類に分けられていて、お金にまつわる計算をする関数、日付や時刻にまつわる計算をする関数など、様々なものがあります。
でもですね、自分の使いたい関数がどの分類に属しているのか、までを覚えるのって大変だと思うのです。
なので、Be Cool Usersのオススメは、「すべて表示」。
[関数の分類]で「すべて表示」を選択したことで、[関数名]欄にすべての関数が表示されました!
ちなみにこの表示はABC順。
今使いたいのは「SUM関数」。
「SUM」の頭文字の「S」は、ABC順の後ろの方なので、相当スクロールしなければなりません。
そこで!
[関数名]欄の中ならどこでもいいのでクリックすると、この欄を動かせる状態になります。
この欄の中でクリック後、キーボードの「s」のキーをポンッと押すと、
頭文字が「S」の関数のところまで一気にスクロールすることができました。
あとはいつも通り普通にスクロールして「SUM」を探します。
この時、「2文字目の「u」を押したら、そこまでスクロールするのか」というご質問をいただくのですが、残念ながらそれはできず、頭文字が「U」の関数のところまで移動してしまいます。
残りは地道にスクロールして探してください。
もし「u」を押してしまった方は、もう一度「s」のキーを押すと、頭文字が「S」の関数のところまで移動します。
【Excel 2010・2007】
さて、ここで、日本語入力がOFFの状態なら、キーボードの「s」のキーを押せば、頭文字が「S」の関数まで一気にスクロールできるのですが、
日本語入力がONの状態だと、「s」のキーを押しても、関数の一覧はピクリとも動かず、スクロールする気配すらありません。
ここで画面をよ〜く見ると、画面の左上に「s」の文字が幽霊みたいに浮上しております。
日本語入力がONの状態では、入力した「s」は全角で入ってしまうため、半角で表記されている関数名の一覧からあぶれてしまった形です。
でも!
慌てず騒がず、このままキーボードの[F10]キーをポンッと押すと、全角の「s」が半角に変換されるので、更に[Enter]キーで確定すれば、
頭文字が「S」の関数のところまでスクロールすることができました!
[F10]キーは、日本語入力がONの時に押すことで、入力したキーの文字を、半角のアルファベット(もっと言うと、半角の英数字)で表示してくれるキーなので、
例えば、日本語入力がONの状態でキーボードの「i」キーを押すと、「い」と表示されるわけですが、ここで[F10]キーを押すことで、
キーボードの通りの「i」というアルファベットに変換してくれます。
そして、[Enter]キーで確定すれば、
頭文字が「I」の関数のところまでスクロールすることができす。
ではもう一度、頭文字が「S」の関数のところまでスクロールしておいてください。
頭文字が「S」の関数のところまで一気に移動したら、あとは普通に地道にスクロールして、「SUM」を探します。
見つかったら、「SUM」をクリックで選択し、[OK]ボタンを押すと、
下の図のようなダイアログボックスが表示され、その一番上の欄に「B4:B9」と表示されています。
「:」は、「から」と読み替えてください。
Excelさんが、「あなたが出したい合計の範囲はB4からB9番地なんじゃないの?」と予想をつけて提案してくれているわけです。
ここで実際に表を確認してみると、合計を出したいのは、B4からB9番地という、Excelさんから提案された通りの範囲でOKなので、
ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすれば、
指定した範囲の合計を出すことができました!
セルを選択すると、選択したそのセルの中身が数式バーに表示されるので、B10番地が選択されている状態で数式バーを見てみると、図のようなものが表示されています。
これは、関数の数式です。
関数に慣れてきたら、合計を出したいセルに、直接この数式を入力して計算させることもできます。
つまり、先ほど使ったダイアログボックスは、この数式を気軽に入力できるようにするためのものだったんです。
そして、この数式には、ちゃんとした「記入方法」というものがありまして、関数名や記号などは、すべて半角で入力します。
そして、アルファベットは大文字で入力します。
でも、正直に言ってしまうと、全角で小文字で入力しても、入力を確定した時点で、自動的に半角大文字になります。
でも、日頃から「半角大文字」と覚えておいた方がいいと思いますヨ。
また、「これは数式ですよ」という合図で、数式の先頭は必ず「=」(イコール)になります。
「=」の次に来るのは、必ず関数名です。
そして、関数名の後ろに括弧で囲まれた部分がありますが、この部分のことを「引数」と言います。「ひきすう」と読みます。
この引数に何を指定するかは各関数によって違っていて、SUM関数では合計を出したい範囲を指定します。
というわけで、この数式を読み替えると、「B4からB9番地までを合計してね」ということになります。
でも、自分は関数の数式は手入力せずに、さっきのダイアログボックスの方法を使ってやるから覚えなくていいんじゃね?と思った、そこのあなた!(笑)
この数式の意味が分からないと、「この表はどんなつくりになっているんだろう?」と思った時に、数式を見てもさっぱり分からないという事態に陥ってしまうことになるので、数式は見れるようになっておかなければいけませんヨ。
さて、ここまでの操作を、Be Cool Usersお馴染みの「セリフ」にすると、
ここに、関数を入れてね。SUM関数だよ。ここからここまでだよ。
となります。
ここに、 | 合計を表示させたい欄の、先頭のセルを選択 |
---|---|
関数を入れてね。 | [関数の挿入]ボタンをクリック |
SUM関数だよ。 | ダイアログボックスで「SUM」を選択 |
ここからここまでだよ。 | 引数の範囲を確認 |
そして残りのセルにも、SUM関数の数式を入力していきたいわけですが、もちろん、いちいち入力していく必要はありません!
最初にSUM関数の数式を入力したB10番地を選択し、オートフィルすれば、
簡単に残りのセルにも数式を入力することができました!
もちろん、Excelには「相対参照」というチカラが働いていますので、オートフィルでコピーされた数式を確認するべく、C10番地を選択して数式バーを見てみると、
=SUM(C4:C9)
となっていますし、
D10番地を選択して数式バーを見てみると、
=SUM(D4:D9)
となっています。
一番最初に入力した「麻布店」の合計である、
=SUM(B4:B9)
という数式が、B→C→Dと、自動的にひとつずつズレてくれているので、ちゃんと各店舗の合計が計算されていることが分かります。
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平均は、AVERAGE関数!
今度は、各店舗の4月から9月までの平均を出してみたいと思います!
Excelさんに「平均を出してもらうお願いの仕方」のことを、「AVERAGE関数」と言います。
「アベレージ関数」と読みます。
まずは平均を表示させたい欄の、先頭のセルを選択します。
今回平均を表示させたい欄は、B11からD11番地までなので、その先頭であるB11番地を選択し、数式バーにある[関数の挿入]ボタンをクリックします。
全関数の一覧を表示させるため、[関数の分類]を「すべて表示」にします。
先程は「SUM」の頭文字である「S」のところまで簡単に移動する方法を使いましたが、AVERAGE関数の頭文字は「A」で、ABC順の先頭である「A」から始まる関数が既に一覧に表示されているので、先程の一瞬の移動を使う必要はありません。
普通に地道にスクロールして「AVERAGE」を探します。
見つかったら、「AVERAGE」をクリックで選択し、[OK]ボタンを押すと・・・
ダイアログボックスが表示され、Excelさんから「B4からB10番地までの平均を出していい?」と、自動的に範囲を提案されます。
実際の表で確認すると、本来は左の図のように「B4:B9」の平均を出したいのに、Excelさんに提案された範囲には「B4:B10」と、余計な合計欄のセルまでが含まれてしまっていることが分かります。
このままでは間違った範囲の平均を出してしまうことになるので、
マウスポインタを表のところに持っていき、正しいセル範囲をマウスで範囲選択し直します。
この時、表示されているダイアログボックスが、表にかぶってしまって範囲選択できない!という方は、ダイアログボックスを邪魔にならないところに移動してから、範囲選択し直します。
選択し直したセル範囲が、「アリの行列」のようなグルグル動く点線で囲まれ、
ダイアログボックスのセル範囲の表示も、正しく選択し直したセル範囲に変わりました。
[OK]ボタンをクリックすると、
指定した範囲の平均を出すことができました!
このB11番地が選択されている状態で数式バーを見てみると、AVERAGE関数の数式が確認できます。
「B4からB9番地までの平均を出してね」という数式になっていることが分かります。
さて、ここまでの操作を、再びBe Cool Usersお馴染みの「セリフ」で復習しましょう!
ここに、関数を入れてね。AVERAGE関数だよ。ここからここまでだよ。
となります。
ここに、 | 平均を表示させたい欄の、先頭のセルを選択 |
---|---|
関数を入れてね。 | [関数の挿入]ボタンをクリック |
AVERAGE関数だよ。 | ダイアログボックスで「AVERAGE」を選択 |
ここからここまでだよ。 | 引数の範囲を正しく設定し直す |
残りのセルにも、AVERAGE関数の数式を入れていきましょう!
先ほどAVERAGE関数を入力したB11番地を選択し、オートフィルすれば、
簡単に数式を入れることができました!
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最大値は、MAX関数!
今度は、各店舗の4月から9月までの入会者数の中で、一番多かったのは何人だったのかを表示させたいと思います。
4月から9月までの値で、一番大きい値を表示させればいいわけです。つまり最大値を求めます。
最大値を求めるのは、「MAX関数」です。
「マックス関数」と読みます。
最大値を表示させたい欄は、B12からD12番地までなので、その先頭であるB12番地を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
[関数の分類]で「すべて表示」を選択して全関数が表示されるようにし、[関数名]欄の中ならどこでもいいのでクリックすれば、この欄が動く状態になるので、キーボードの「m」のキーをポンッと押すと、
ABC順の「M」のところまで簡単に移動してくるので、あとは普通にスクロールして「MAX」を探します。
頭文字が「M」のところまで移動してこない時は、日本語入力がONの状態だからでしたね。
日本語入力がONの方は、「m」キーを押した後、[F10]キーで半角に変換して、[Enter]キーで確定でしたね。
「MAX」を探して見つかったら、「MAX」を選択し、[OK]ボタンをクリックすると、
ダイアログボックスが表示され、Excelさんから「B11番地の最大値を出していい?」と、自動的に範囲を提案されます。
といっても、B11番地だけという1つだけのセルでは、明らかに違っています(笑)。
というわけで、本来は4月から9月までの最大値を出したいわけですから、正しいセル範囲をマウスで範囲選択し直します。
この時、表示されているダイアログボックスが、表にかぶってしまって範囲選択できない!という方は、ダイアログボックスを邪魔にならないところに移動してから、範囲選択し直します。
これでダイアログボックスのセル範囲の表示も、正しく選択し直したセル範囲に変わりました。
[OK]ボタンをクリックすると、
指定した範囲の最大値を表示させることができました!
B12番地が選択されている状態で数式バーを見てみると、MAX関数の数式を確認できます。
「B4からB9番地までの最大値を出してね」という数式になっていることが分かります。
超くどいですが、更に再びBe Cool Usersお馴染みの「セリフ」で復習しましょう!
ここに、関数を入れてね。MAX関数だよ。ここからここまでだよ。
となります。
ここに、 | 最大値を表示させたい欄の、先頭のセルを選択 |
---|---|
関数を入れてね。 | [関数の挿入]ボタンをクリック |
MAX関数だよ。 | ダイアログボックスで「MAX」を選択 |
ここからここまでだよ。 | 引数の範囲を正しく設定し直す |
残りのセルにもMAX関数の数式を入れるため、オートフィルすれば、
残りの最大値の欄にも、数式を設定することができました!
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最小値は、MIN関数!
今度は、各店舗の4月から9月までの入会者数の中で、一番少なかったのは何人だったのかを表示させたいと思います。
4月から9月までの値で、一番小さい値を表示させればいいわけです。つまり最小値を求めます。
最小値を求めるのは、「MIN関数」です。
「ミニマム関数」と呼びますが、どうしても私はついつい「ミニ関数」と言ってしまいます(笑)。
最小値を表示させたい欄の、先頭のセルである、B13番地を選択し、[関数の挿入]ボタンをクリックします。
表示されたダイアログボックスから「MIN」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
範囲を正しく設定し、[OK]ボタンをクリックします。
ちなみに、この時点で、引数となる範囲を正しく設定できない方は、これ以上進むのは危険です。
先を焦らず、このページの最初からもう一度ご覧ください(願)。
最小値を出すことができました!
数式バーにも、「B4からB9番地までの最小値を出してね」という数式が表示されていることが分かります。
あとはオートフィルで、残りのセルにもMIN関数を設定します。
表を完成させることができました!
もちろん数式なので・・・
さて、ここまでの操作で、B10からB13番地までには、
「B4:B9の合計を出してね」
「B4:B9の平均を出してね」
「B4:B9の最大値を出してね」
「B4:B9の最小値を出してね」
という数式を入力しました。
「B4:B9の合計を出してね」という数式は、もっと詳しく言えば、
「B4番地からB9番地までのセルに入っているものの合計を出してね」
ということなので、
今は、B4番地からB9番地までのセルに入っている数字がこういう数字だから、計算結果は図のようになっているわけです。
でもここで、計算の元となっている一部のセルの数字を変更してみます。
現在、B7番地は「35」になっていますが、これを・・・
「92」に変更すると、一気に計算結果が変わりました!
もし「92」に変更したのに、計算結果が変わらないという方は、セルを確定していないからですヨ。
そして、B13番地の最小値だけが変わりませんが、指定した範囲の中の最小値が変わったわけではないからです。
というわけで、数式をちゃんと設定してさえおけば、後で元となるデータが変わっても自動的に再計算される、便利な表が出来上がりました!
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関数の選択方法
練習ファイルを操作しながらご覧いただいている方は、画面左下のシート見出しをクリックして、Sheet2に切り替えておいてください。
この表は、先ほど使っていた表と、全く同じデータが入力された表です。
同じなのですが、気分でセルの色だけを変えてみました(笑)。
では、復習を兼ねて、B10番地に、麻布店の4月から9月までの合計が表示されるように、SUM関数を設定してみます。
B10番地を選択し、数式バーにある[関数の挿入]ボタンをクリックすると、
このダイアログボックスが表示されます。
ここまででは、[関数の分類]で、特にゴチャゴチャと考える必要のない「すべて表示」を選択してきました。
でも今回のように、再びSUM関数を入力したい、といったような時は、既に先程使用しているので、「最近使った関数」を選択すると便利です。
先ほど使った関数が一覧表示されています。
【Excel 2010・2007】
分類名が「最近使用した関数」となります。
また、[関数の分類]を使わずに、このダイアログボックスの一番上の部分に、使いたい関数のキーワードを入力して、関数を探すという方法もあります。
例えば、平均を出す関数を使いたいな〜と、一番上の部分に「平均」と入力して、[検索開始]ボタンをクリックすれば、
平均に関係する関数がズラッと表示されます。
気になる関数をクリックで選択すれば、欄外に、それがどんな関数なのか、説明が表示されます。
でも、この説明を見ても、固い文章でイマイチ何の関数かが分かりづらかったりします(笑)。
私自身は、あんまりこの検索の方法は、好きではな・・・ゴニョゴニョ。
私個人的には、[関数の分類]で「すべて表示」を選択し、その後、関数の頭文字を入力してスクロールする方法がテッパンなんじゃないかと思っております。
完全に好みの問題ではありますが(笑)。
では、このダイアログボックスを何もせずに閉じることにしましょう。
ダイアログボックス右上の[閉じる]ボタンか、ダイアログボックス右下の[キャンセル]ボタンをクリックしておいてください。
関数を入力する、別の方法
このページでは、関数を入力するために、数式バーにある[関数の挿入]ボタンを使ってきましたが、その他にも方法があります。
では実際に他の方法で関数を入力してみたいと思います。
B10番地に、麻布店の4月から9月までの合計が表示されるようにしたいので、まずは合計を表示させたいB10番地を選択し、
[ホーム]タブ、
[編集]グループにある[合計]ボタンをクリックします。
この時、ボタンはシグマのマークの部分と[▼]の部分の2層構造になっているので、シグマのマークの方のボタンをクリックします。
セルにSUM関数が入力され、更にExcelさんが引数の範囲を自動認識して、「ここからここまでの範囲でいいですか?」と、アリの行列のような点線をグルグルさせて提案してくれます。
今回はこの範囲でいいので、数式の入力を確定するために、キーボードの[Enter]キーを押すか、数式バーにある[入力]ボタンをクリックすると、
合計を表示させることができました!
あとはもちろん、B10番地の数式をオートフィルして、残りのセルにもSUM関数の数式を入力してあげればいいですね。
オートフィルする際、SUM関数の数式が入力されている、B10番地を選択することをお忘れなく。
B10番地を選択してからオートフィルしますヨ。
では今度は、B11番地に、麻布店の4月から9月までの平均が表示されるようにしてみます。
平均を表示させたいB11番地を選択後、
先ほど使った、シグマのマークのボタンで、今度は[▼]をクリックすると、
このような一覧が表示されます。
合計を出したいのか、平均を出したいのか、はたまた最大値を出したいのか、ダイレクトに日本語で表示されているので分かりやすいのが利点です。
今回は[平均]をクリックすると、
セルにAVERAGE関数が入力され、更にまたもやExcelさんが引数の範囲を自動認識して、「ここからここまでの範囲でいいですか?」と、アリの行列のような点線をグルグルさせて提案してくれます。
本来は4月から9月までのデータである、B4:B9でいいのに、Excelさんが提案してくれた範囲はB4:B10と、余計な合計のセルまで含めて提案してくれちゃっています。
というわけで、正しい範囲を選択し直すと、入力中のAVERAGE関数の引数もキレイに直るので、
あとは、数式の入力を確定するために、キーボードの[Enter]キーを押すか、数式バーにある[入力]ボタンをクリックすれば、
平均を表示させることができました!
ちなみに、このシグマのマークのボタンの[▼]をクリックすることで、最大値や最小値を求めるための、MAX関数やMIN関数も入力できるようになっていますヨ。
どの方法を使って関数を入力するかは、もちろんそれぞれの方のお好みによりますので、数式バーにある[関数の挿入]ボタンを使っても、
[ホーム]タブにあるシグマのマークのボタンを使っても、どちらでもOKです!
どちらの方法を使ったとしても、基本的なものは同じ。
ここに、関数を入れてね。○○関数だよ。ここからここまでだよ。
となります。
ここに、 | 関数を入力したい欄の、先頭のセルを選択 |
---|---|
関数を入れてね。 | [関数の挿入]ボタンをクリック または シグマのマークのボタンの[▼]をクリック |
○○関数だよ。 | 使いたい関数を選択 |
ここからここまでだよ。 | 引数の範囲を正しく設定し直す |
今回は、とても基本的な関数をマスターしました。
これらの関数を使って、まずは関数に慣れ、そして徐々に自分の覚えたい関数をマスターしていくといいですヨ。
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