AVERAGE関数でのゼロと空白の違い

解説記事内の画像はExcel 2013のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2013, 2010, 2007

今回ご紹介するケースは、「経験値」として知っておくと、「表が何かヘン!」と思った時の、解決の手助けとなるので、Excelさんに振り回されずに済むようになりますヨ。
それでは早速、スタートしていきます!
下の図のB7番地には、AVERAGE関数が入力されています。
このAVERAGE関数の数式は、「B4からB6番地までの平均を出してくださいね〜」という数式。
串刺し集計の操作画像01

つまり、表の内容から読み解くと、3店舗の4月の新規会員獲得数の平均を求める数式です。
串刺し集計の操作画像02

ここで注目すべきは、B6番地に入力されている、「中谷駅前東口店」の会員獲得数。
その隣のセルの「備考」にもあるように、この店舗は、4月の時点ではまだ開店していないので、当然会員獲得数はゼロです。
そして、先ほど数式の中身を確認したとおり、B7番地に表示される平均は、3店舗分の平均です。
でも、まだ開店していないお店のことを平均に含めるのは違和感が・・・という場合も多くあるでしょう。
数式を修正して、B4からB5番地の2店舗分の平均が出るようにしてもいいですが、今後、この表をコピーして他の月の集計を行う時に、今度は3店舗分の平均が出るように再び数式を修正するのもちょっぴり面倒です。
串刺し集計の操作画像03

そこで、「中谷駅前東口店」の会員獲得数のセルである、B6番地を選択後、[Delete]キーを押して、「ゼロ」というデータを消してみます。
すると、あ〜ら不思議、B7番地に表示されている平均の計算結果が変わり、「中谷駅前東口店」を含まない、2店舗分の平均が表示されました!
串刺し集計の操作画像04

人間の頭の中のイメージでは、表のデータが「ゼロ」となっていても、「空白」となっていても、同じような意味に感じますが、AVERAGE関数の場合は、その数式の元となるセル範囲に、「ゼロ」が入力されている場合と、「空白」となっている場合とでは扱いが違ってきます。
「ゼロ」が入力されている場合は「ゼロという実績」として扱い、「空白」となっている場合には「存在しないもの」として扱われます。

今回の表の場合、数式は3店舗分の平均を出すように組んでいても、「中谷駅前東口店」の値を「空白」とすることで、平均の計算結果を、開店前ということを考慮した2店舗分として表示させることができます。
でも、開店後、まったく会員を獲得することができず、実績を出せなかった場合には、「ゼロ」と入力することで、平均の計算結果を3店舗分として表示させることができるので、「中谷駅前東口店」が平均値を下げてしまい、思いっきり足を引っ張っていることが分かる計算結果となります(笑)。

AVERAGE関数では、「ゼロ」と「空白」では、そういえば計算結果が違ったなぁ・・・ということを、頭の隅っこにでも ちょこんと置いておいていただければ嬉しいです。

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