見出しを固定して全ページに印刷!印刷タイトル

解説記事内の画像はExcel 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2016, 2013, 2010
Excel 2016・2013・2010用 練習ファイル
(print-titles.xlsx  712KB)

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見出し行は先頭ページのみ 縦に長い表や、横に長い表を、ただそのまま印刷してしまうと、表の先頭にある見出し行(または列)は、最初のページにしか印刷されません。

見出し行がどのページにも印刷される これを、どのページにも印刷されるようにするのが「印刷タイトル」です!

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タイトル行の設定

複数ページに渡る縦に長い表 それでは、複数ページに渡る縦に長い表の見出し行を、どのページにも印刷されるように設定してみましょう。

[印刷タイトル]ボタン [ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループの[印刷タイトル]ボタンをクリックするか、

[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール 同じく[ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール(図のような小っちゃいボタンです)をクリックし、

[ページ設定]ダイアログボックス 表示されたダイアログボックスの[シート]タブを選択します。
[タイトル行]欄でクリックすると、

[タイトル行]欄の中に文字カーソル 欄の中に文字カーソルが入るので、この状態のまま、

[印刷タイトル]ボタン すべてのページに印刷したい行を選択します。
今回は1行目を、すべてのページに印刷したいので、1行目の行番号をクリックして選択すると、[タイトル行]欄に、「1行目だよ」という設定ができました!
「$1:$1」というのは、「1行目から1行目まで」、つまり1行目を指定しているよ、という意味です。

[印刷プレビュー]と[OK]ボタン 最後に、設定を有効にするだけなら[OK]ボタンを、設定を有効にしつつ印刷プレビューで確認もしたい場合には、[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。

見出し行がどのページにも印刷される これで印刷すれば、すべてのページに1行目が印刷されます。

次の操作のために、印刷プレビュー画面になっている方は、通常の編集画面に切り替えておきます。

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印刷タイトルに複数行を設定するときに考えたいこと

シート見出し 練習用データを操作しながらご覧いただいている方は、画面左下のシート見出しで「Sheet2」に切り替えます。

1行目から3行目まで 前の章の表とは違い、1行目に表題が入力され、2行目は空白行となっています。
今度は、1行目から3行目までを印刷タイトルして設定してみます。

[印刷タイトル]ボタン [ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループの[印刷タイトル]ボタンをクリックするか、

[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール 同じく[ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール(図のような小っちゃいボタンです)をクリックし、

[ページ設定]ダイアログボックス 表示されたダイアログボックスの[シート]タブを選択します。
[タイトル行]欄でクリックすると、

[タイトル行]の設定 欄の中に文字カーソルが入るので、この状態のまま、すべてのページに印刷したい行を選択します。
今回は1行目から3行目までを、すべてのページに印刷したいので、行番号を使って1行目から3行目までをドラッグで選択すると、

[タイトル行]の設定完了 [タイトル行]欄に、「1行目から3行目だよ」という設定ができました!
「$1:$3」というのは、「1行目から3行目まで」という意味です。

[印刷プレビュー]と[OK]ボタン 最後に、設定を有効にするだけなら[OK]ボタンを、設定を有効にしつつ印刷プレビューで確認もしたい場合には、[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。

すべてのページに1行目から3行目が印刷された これで印刷すれば、すべてのページに1行目から3行目が印刷されます。

表の見出し ただ、今回の表のような場合、表の見出し自体は3行目だけなので、

[タイトル行]の設定 もし印刷タイトルとして3行目だけを設定した場合には、

どの行を[タイトル行]に設定するか 最初のページは普通に印刷されるので、もちろん1行目も2行目も印刷されますが、次のページ以降は、印刷タイトルに設定した3行目だけが、すべてのページに印刷されます。

印刷タイトルして設定するのを1行目から3行目にするのか、それとも3行目だけにするのか、ということは完全にお好みです。

次の操作のために、印刷プレビュー画面になっている方は、通常の編集画面に切り替えておきます。

タイトル列の設定

シート見出し 練習用データを操作しながらご覧いただいている方は、画面左下のシート見出しで「Sheet3」に切り替えます。

横に長い表 横に長い表の場合、何も設定していなければ、表の先頭にある見出し列は、最初のページにしか印刷されません。
どのページにも印刷したい列があるのなら、印刷タイトルでタイトル列を設定します。

[印刷タイトル]ボタン [ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループの[印刷タイトル]ボタンをクリックするか、

[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール 同じく[ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール(図のような小っちゃいボタンです)をクリックし、

[ページ設定]ダイアログボックス 表示されたダイアログボックスの[シート]タブを選択します。
[タイトル列]欄でクリックすると、

[タイトル列]欄の中に文字カーソル 欄の中に文字カーソルが入るので、この状態のまま、

[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール 列を選択します。
今回はA列からB列がどのページにも印刷されるようにしたいので、列番号を使ってA列からB列をドラッグで選択すると、

タイトル列の設定完了 [タイトル列]欄に、「A列からB列だよ」という設定ができました!
「$A:$B」というのは、「A列からB列まで」という意味です。

[印刷プレビュー]と[OK]ボタン 最後に、設定を有効にするだけなら[OK]ボタンを、設定を有効にしつつ印刷プレビューで確認もしたい場合には、[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。

すべてのページにA列からB列までが印刷される これで印刷すれば、すべてのページにA列からB列までが印刷されます。

次の操作のために、印刷プレビュー画面になっている方は、通常の編集画面に切り替えておきます。

タイトル行とタイトル列を両方設定する

シート見出し 練習用データを操作しながらご覧いただいている方は、画面左下のシート見出しで「Sheet4」に切り替えます。

縦にも横にも長い表 もし、縦にも横にも長い表なので、見出し行も、見出し列も、すべてのページに印刷されるようにしたい、というのであれば、

[タイトル行]と[タイトル列]の両方を設定 もちろん[タイトル行]と[タイトル列]の両方を設定すればOKです。

印刷タイトルは印刷プレビュー画面では設定できない

印刷プレビューとのとなりにある設定欄 さてここで、印刷タイトルを設定するときの大切なポイントを。
印刷プレビューとのとなりにある設定欄には、

[ページ設定] 一番下に[ページ設定]があります。
これをクリックすると、

[タイトル行]も[タイトル列]も設定できない 先ほど設定に使ったのと同じ[ページ設定]ダイアログボックスが表示されるので、[シート]タブを見てみます。
すると、この印刷プレビュー画面から表示させたダイアログボックスでは、[タイトル行]も[タイトル列]も設定ができないようになっていることが分かります。

印刷タイトルは通常の編集画面で設定 でもこれ、落ち着いて考えると納得。
[タイトル行]や[タイトル列]の設定には、行番号や列番号を使って、印刷タイトルに指定したい行や列を指定する必要がありました。

印刷プレビュー でも、印刷プレビュー画面では、行番号や列番号自体が画面にないため、行や列を指定することができないからです。

印刷タイトルの設定は、通常の編集画面から行うのがポイント。
もし印刷プレビュー画面で設定しようとしていたら、通常の編集画面に切り替えてから操作します。

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印刷タイトルの解除

印刷タイトルを解除するときも、設定するときと同じ。

[印刷タイトル]ボタン [ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループの[印刷タイトル]ボタンをクリックするか、

[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール 同じく[ページレイアウト]タブ、[ページ設定]グループのダイアログボックス起動ツール(図のような小っちゃいボタンです)をクリックし、

[シート]タブ 表示されたダイアログボックスの[シート]タブを選択します。

[シート]タブ [タイトル行]欄または[タイトル列]欄でクリックすると、

[シート]タブ 欄の中に文字カーソルが入るので、中に入っている文字をすべて消して、

[シート]タブ その欄を空っぽの状態にします。
(図は、タイトル行を解除した状態です。タイトル列も解除したければ、同じように操作します。)
最後に、ダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックします。

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