DATE関数だけで?月末日の簡単表示はEOMONTH不要

Excel for Microsoft 365
Microsoft 365は、バージョン2510で動作確認しています。
解説記事内の画像はExcel for Microsoft 365のものです。

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セルに入力された日付

Excelでは、1つのセル内に年・月・日がすべて入力されているデータのみが「日付」と認識されます。

年が表示されていない日付

一見、月日だけで年が無いように見えるセルも、数式バーを見れば、しっかり年月日がすべて入力されていることが分かります。

年・月・日が別々のセルに入力されている

ところがこのように、年・月・日が別々のセルに入力されていると、Excelでは「日付」として認識してくれません。

DATE関数の数式

そこで!
各セルにバラバラに収められた年・月・日の情報をドッキングして1つのセルにまとめ、Excelが「日付」として認識する状態にしてくれるのがDATE関数です!
このDATE関数の基本を押さえると、DATE関数だけで簡単に月末日を表示することが可能です!

目次

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月末日を求めるために必要なDATE関数の基本

結果を表示させたいセルを選択

結果を表示させたいセルを選択し、

DATE関数の数式

DATE関数の数式を入力しますが、引数「年」「月」「日」は、

年・月・日が別々のセルに入力されている

これらを意味する数字が入力されているセルを指定するので、

=DATE(A2,B2,C2)

と入力するだけ。
Enterキーまたは数式バーの[入力]ボタンで、入力した数式の確定をお忘れなく)

[関数の挿入]ボタン

[関数の挿入]ボタンから設定する方は、

[関数の引数]ダイアログボックスに年月日を指定

各引数に、「年」が入力されているセル、「月」が入力されているセル、「日」が入力されているセルを指定すればOK。

もちろん、年月日をあらわす数字がセルに入力されているのではなく、これ!という固定した数字があるのなら、その数字をそのまま入力してもOKです。

=DATE(2026,3,15)

月末日をDATE関数だけで簡単表示!

月によって30日だったり31日だったり、はたまた2月に関しては28日の年もあれば29日の年もあるなど、年や月によって変わってくる月末日。
実はこの月末日は、DATE関数だけで簡単に表示できます。

まず押さえておきたいのが、この事実。
月末日は月によって違うけれど、「月初日は必ず1日」だということ。
この月の月初日は1日だけど、この月は3日なんだよねということは絶対ないですよね。
というわけで、

=DATE(2025,12,1)

とすれば、「2025/12/1」が回答となるわけですが、実はこの引数の「日」をゼロにすると、前月の末日が表示されるんです!

=DATE(2025,12,0)

とすれば、「2025/12/1」の前月の末日、つまり「2025/11/30」が表示されます!

Excelにおける日付の計算では「1」は「1日」を表しますので、「日」の引数が、1から1を引いた「0」になったことによって、その月の1日から1日前、つまり前月の末日が表示されるというわけです。
もしこれがどうしても納得いかないという場合には、引数の中で1を引くのではなく、

=DATE(2025,12,1)-1

という風に、分かりやすく月初を求めて、そこから1を引くという考え方にしても良いです。

指定月の末日にできる?

「年」「月」を入力するセルを設けた

「年」「月」を入力するセルを設けて、DATE関数の「年」「日」の引数にこれらのセルを設定、そして末日を求めるために「日」の引数をゼロに設定、

=DATE(A2,B2,0)

とした場合、表示される計算結果は、指定した月の「前月」の末日になってしまいます。

引数「月」に1を足す

指定した「当月」の末日にしたい場合は、「月」に注目。
「前月」の翌月が「当月」なので、「月」を表す数字に1を足して、1ヶ月後にしてしまえばよいので、

=DATE(A2,B2+1,0)

とすればOKです。

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