コピーと移動で最初に覚えるべき方法

解説記事内の画像はExcel 2019のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2019, 2016, 2013, 2010
  • Office 365
Office 365はバージョン1803、ビルド9126.2336で動作確認しています。

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マウスポインタが手裏剣っぽい十字型に変わった Excelでは、移動やコピーの操作に、何通りかの方法がありますが、Excelの基礎を叩き込むためにも、最初に覚えるべきは、これからご紹介するドラッグの方法です!

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移動のポイントはマウスポインタの形のみ!

A3からC1へ移動したい それでは最初に移動の操作から。
今回は、A3番地のものを、C1番地に移動してみます。

セルを選択 移動したいA3番地を選択すると、

選択セルは太枠で囲まれる 選択したセルは、太枠で囲まれます。

マウスポインタが手裏剣っぽい十字型に変わった この太枠のいずれかにマウスポインタを合わせると、マウスポインタが図のような手裏剣っぽい十字型に変わります。

フィルハンドル マウスポインタを太枠に合わせる際、右下のポッチのところにだけは合わせてはいけません
右下のポッチは、オートフィルという、まったく違う操作のときに使うところだからです。

マウスポインタが手裏剣っぽい十字型に変わった 選択したセルの太枠にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが手裏剣っぽい十字型になったら、

移動先に向かってドラッグ 移動したいところに向かってドラッグします。
ドラッグ中に表示される太枠が、移動したい先のセルに来たら、ドラッグをやめると、

ドラッグで移動完了 セルを移動することができました!
ドラッグでの移動は、ズルズルと引きずって持って行くイメージです!

複数セルの移動も操作は同じ

移動したいセルを範囲選択 今度は複数のセルを一気に移動してみましょう。
まずは移動したいセルを範囲選択します。

選択セルの外周は太枠で囲まれる 選択したセルの外周は、太枠で囲まれるので、

マウスポインタが手裏剣っぽい十字型に変わった この太枠のいずれかにマウスポインタを合わせると、マウスポインタが図のような手裏剣っぽい十字型に変わります。

フィルハンドル マウスポインタを太枠に合わせる際、右下のポッチのところにだけは合わせてはいけません
右下のポッチは、オートフィルという、まったく違う操作のときに使うところだからです。

マウスポインタが手裏剣っぽい十字型に変わった 選択したセルの外周の太枠にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが手裏剣っぽい十字型になったら、

移動先に向かってドラッグ ドラッグでズルズルと引きずって、移動したいところに持って行きます。
移動中、移動先を示す太枠が表示されるわけですが、移動するセル範囲が大きければ大きいほど、どこに移動するんだか分かりづらくなります。
そんな時は、ドラッグ中に表示される、移動先を示す太枠のうち、左上のセルがどこに来るかというのを基準にして見ておくと、分かりやすいです。
ドラッグ中に表示される太枠が、移動したい先のセルに来たら、ドラッグをやめると、

ドラッグで移動完了 セルを移動することができました!

コピーの操作はこのキーを付け加える

C1をB10にコピーしたい 今度は、コピーの操作をしてみます。
今回はC1番地のものを、B10番地にコピーしてみましょう。

セルを選択 コピーしたいC1番地を選択し、

マウスポインタが手裏剣っぽい十字型に変わった 選択したセルの太枠にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが手裏剣っぽい十字型になったら、

[Ctrl]キーを押したままドラッグ [Ctrl]キーを押したままドラッグします。
ドラッグ中は「コピー中だよ」という合図で、マウスポインタに[+]のマークが付いています。
ドラッグ中に表示される太枠が、コピー先のセルに来たら、ドラッグをやめるとコピー完了!
この時、マウスでのドラッグの手を離してから、[Ctrl]キーを押している手を離す、ということを意識すると、失敗なく操作できます。

合い言葉は、「マウス離してキー離す」です!

ドラッグでコピー完了 セルをコピーすることができました!

そして、今見ていただいたように、ドラッグでの移動の操作に[Ctrl]キーを加えるとコピーになります。
「あれ?何キーだっけ?」という方は、「Copy(コピー)と[Ctrl]、頭文字が同じだから[Ctrl]キー」と覚えるのがおすすめです!

移動やコピーに合わせて数式が変わってくれる

F4の数式を確認 現在、F4番地には、「中央区」の回答数と無回答数を足した、「=D4+E4」という数式が入力されています。
これを踏まえた上で、

表を移動 この表を、A4番地を先頭とする範囲に移動してみます。

数式が自動的に変わっている すると、先ほどまで「=D4+E4」という数式が入力されていたはずの中央区の調査総数のセル、D5番地の数式は、自動的に「=B5+C5」に変わっています!

Excelでは、「=D4+E4」という数式の裏で、「この総数欄の2つ左のセルと、1つ左のセルを足してね」という風にも考えているので、表を移動しても、「この総数欄の2つ左のセルと、1つ左のセルを足してね」という考えが働き、自動的に「=B5+C5」に数式が変わってくれて、何も修正しなくても表が機能してくれている、というわけです。
Excelでとても大切な相対参照という仕組みのおかげです!

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