小数点以下の切り捨てが直感でできちゃうTRUNC関数

練習用データ(13.1KB)
Excel 2021, 2019, 2016 Microsoft 365
Microsoft 365は、バージョン2401で動作確認しています。
解説記事内の画像はExcel for Microsoft 365のものです。

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TRUNC関数の数式

このセルの数字を、この桁数になるよう切り捨ててね
という処理をしてくれるのがTRUNC関数。
「トランクかんすう」と読みます。

ROUNDDOWN関数の数式

そう、設定内容は同じく切り捨てをしてくれるROUNDDOWN関数とまったく同じ。
ですので、このサイトでは、四捨五入のROUND関数切り上げのROUNDUP関数とシリーズで覚えられるため、切り捨てはROUNDDOWN関数で覚えてしまうことをおすすめしています。

桁数一覧

ですが、この桁数の指定には慣れが必要で、使い慣れるまでは嫌われ気味。

TRUNC関数で桁数を省略した数式

でも!桁数を必ず指定しなければいけないROUNDDOWN関数に対し、TRUNC関数は桁数の省略が可能!
桁数を省略すると、有無を言わさず小数点以下をバッサリ切り捨てる動きをします。

もちろん、ROUNDDOWN関数とまったく同じ設定・同じ働きをするので、桁数を指定すれば、小数第一位になるよう切り捨てたり、百の位で切り捨てたりできます!

目次

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桁数を省略して小数点以下を切り捨て

TRUNC関数で桁数を省略した数式

というわけで、B1番地の小数点以下をバッサリ切り捨てるだけなら、こうするだけ。
桁数を省略できるので超簡単です!

[関数の挿入]ボタン

ダイアログボックスでTRUNK関数を設定するときも、切り捨て結果を表示したいセルを選択し、[関数の挿入]ボタン。

TRUNC関数を選択

TRUNC関数を選択し、[OK]ボタン。

TRUNC関数の引数[数値]

[数値]欄には、切り捨てたい数字があるセルを指定します。
[数値]欄に文字カーソルがあることを確認し、

[数値]欄にセルA2番地を指定

切り捨てたい数字があるB1番地をクリックで選択すると、[数値]欄にセルB1番地を指定できました。

[桁数]を省略

TRUNC関数は[桁数]を省略できるので、何も指定せず[OK]ボタンをクリックすると、

小数点以下を切り捨てることができた

桁数を省略した場合は、有無を言わさず小数点以下をバッサリ切り捨ててくれるので、桁数に悩むことなく、あっさり設定できました!

エラーメッセージ

ROUNDDOWN関数では[桁数]を指定せずに[OK]ボタンを押してしまうと、このようなエラーメッセージが出てしまうので、この省略できる/できないが大きな違いとなります!

桁数の考え方はROUNDDOWN関数と同じ

TRUNC関数の数式

TRUNC関数は桁数を省略できつつ、桁数を指定すれば、小数第一位になるよう切り捨てたり、百の位で切り捨てたりできます。

ただ、桁数を指定した使い方をするのであれば、四捨五入のROUND関数切り上げのROUNDUP関数とシリーズで覚えてしまった方が使い道が広がるので、まずはROUNDDOWN関数で覚えてしまう方がおすすめです。

桁数一覧

というわけで、桁数については、まったく同じなので、ROUNDDOWN関数の解説をご覧ください。

ポイントは、

  • 百の位切り捨て
  • 百の位になるよう切り捨て

は、求められていることが違うということ。
そこに注意しながらご覧ください。

シート見出し

そして、ROUNDDOWN関数とまったく同じ設定内容でTRUNC関数でも切り捨てできますので、練習用データを操作しながらご覧いただいている方は、ぜひチャレンジなさってください。

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