Wordやるなら日常使いしたい![Shift]キーを使った範囲選択

解説記事内の画像はWord 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Word 2016, 2013, 2010, 2007
Word 2016・2013・2010・2007用 練習ファイル
(select-text-shift.docx:13.6KB)
範囲選択:基本編」から引き続きこのページをご覧いただいている方は、「範囲選択:基本編」でお使いいただいた練習用ファイルをそのままお使いいただけます。

Wordの操作で、何回も何回も行うこと、それは範囲選択!
どんな文章でも、「範囲選択:基本編」の操作が完璧なら、範囲選択で困ることはありません。
困ることは無いけれど、でもなぁ、今回ご紹介する範囲選択の方法を知っておくと、段違いに便利なんだよなぁ。
私は、日常の範囲選択は、こっちの方法を使っているから、ご紹介したいなぁ。

というわけで、今回の記事は、「範囲選択:基本編」を既にお読みいただいていて、なおかつ、その操作を普段から余裕に使っている方向けに書かせていただきました!

行単位の範囲選択時のマウスポインタの形特に、行単位の範囲選択で、図のようなマウスポインタの形にピンとこない方は、このページより、「範囲選択:基本編」の操作の方が1億倍大切ですので、まずはそちらをご覧ください。

文字単位の範囲選択

[Shift]キーを使った範囲選択01 図のオレンジ色の部分の文字を範囲選択したい場合、

[Shift]キーを使った範囲選択02 基本の方法は、選択したい文字の先頭から、ドラッグでその文字をなぞることでした。

[Shift]キーを使った範囲選択07 【練習用ファイルを操作しながらご覧いただいている方】
練習のために文字を範囲選択してみた方は、これから別の方法で同じ部分を範囲選択してみますので、範囲選択している箇所以外の文字のところをクリックして範囲選択を解除しておいてください。


ドラッグの方法は手軽なのですが、ちょっと長めの文字では、ドラッグする距離が長い分、時間がかかったり。
そこで、今回ご紹介するのが、ドラッグを使わない範囲選択の方法。
ドラッグしない分、パパッと範囲選択できちゃいます。
というわけで、この先はドラッグは一切使いません
「マウスを合わせる」だけなのか、「クリック」なのか、解説をよく見ながらお進みください!

それでは早速始めていきます。
ドラッグを使わない範囲選択では、「始点」はここで、「終点」はここですよ、とWordさんに教えてあげることが操作の手順となります。

[Shift]キーを使った範囲選択03 まずはWordさんに「始点」の位置を教えてあげます。
範囲選択したい文字の先頭にマウスポインタを合わせ、クリックすると、

[Shift]キーを使った範囲選択04 クリックした位置に文字カーソルが入ります。
これが「始点」の指定の操作。

お次は「終点」の指定に入ります。
くどいようですが、ドラッグは一切使いません
「マウスを合わせる」だけなのか、「クリック」なのか、解説をよく見ながらお進みください!

[Shift]キーを使った範囲選択05 それでは、今度はWordさんに「終点」を教えてあげることにしましょう。
範囲選択したい文字の最後尾にマウスポインタを合わせ、

[Shift]キーを使った範囲選択06 [Shift]キーを押したままクリックすると、そこが「終点」であることを伝えたことになるので、その結果、始点から終点までの文字を範囲選択することができました!

この一連の操作をBe Cool Users得意のセリフで表現すると、「ココからココまで」。

ココ 始点の位置でクリック
から [Shift]キーを押したまま
ココまで 終点の位置でクリック

[Shift]キーを使った範囲選択07 【練習用ファイルを操作しながらご覧いただいている方】
次の操作のために、範囲選択している箇所以外の文字のところをクリックして範囲選択を解除しておいてください。

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複数行にまたがる文字の範囲選択も楽々

[Shift]キーを使った範囲選択11 ドラッグを使った基本的な範囲選択の場合、図のように、複数行にまたがる文字を範囲選択したい場合には、多めに範囲選択して逆方向に戻すといった手順でドラッグしなければなりません。

ところが、今回のような、始点と終点は「ココからココまで」だよと指定する方法なら、複雑に考えずに、単純に始点と終点を教えてあげればいいので、悩む必要はありません。

[Shift]キーを使った範囲選択08 まずは「始点」となる、範囲選択したい文字の先頭にマウスポインタを合わせ、

[Shift]キーを使った範囲選択09 クリックすると、そこに文字カーソルが入り、「始点」の位置をWordさんに教えてあげることができました。

[Shift]キーを使った範囲選択09 次に、「終点」となる、範囲選択したい文字の最後尾にマウスポインタを合わせ、

[Shift]キーを使った範囲選択11 [Shift]キーを押したままクリックすると、そこが「終点」であることを伝えたことになるので、その結果、始点から終点までの文字を範囲選択することができました!

範囲選択したい文字が、同じ行の中に収まっていようが、複数の行にまたがっていようが、やはり、始点と終点の位置を「ココからココまで」と指定するだけ。

ココ 始点の位置でクリック
から [Shift]キーを押したまま
ココまで 終点の位置でクリック

[Shift]キーを使った範囲選択12 【練習用ファイルを操作しながらご覧いただいている方】
次の操作のために、範囲選択している箇所以外の文字のところをクリックして範囲選択を解除しておいてください。

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行単位の範囲選択で、複数行を選択したい時にも

[Shift]キーを使った範囲選択11 先程は、図のように、複数行にまたがった、行の「一部分」の範囲選択でした。

[Shift]キーを使った範囲選択16 ところが、このように複数の行を「丸ごと」範囲選択したい時にはどうすればいいでしょう?

[Shift]キーを使った範囲選択13 基本の選択方法の場合、複数の行を「丸ごと」範囲選択する「行単位」の範囲選択では、選択したい行のうち、最初の行の左余白にマウスポインタを持って行き、マウスポインタの形が図のような白い矢印の形で、下に向かってドラッグしました。

[Shift]キーを使った範囲選択18 【練習用ファイルを操作しながらご覧いただいている方】
練習のために範囲選択してみた方は、これから別の方法で同じ行を範囲選択してみますので、範囲選択している行以外の文字のところをクリックして範囲選択を解除しておいてください。


ところが今回ご紹介している、始点と終点の位置を「ココからココまで」と指定する方法なら、範囲選択したい箇所が「文字単位」ではなく「行単位」になったとしても、考え方は同じ。
但し、単位が「行単位」となるので、始点と終点も行単位で考え、例えば2行目から4行目を範囲選択したいのであれば、2行目が始点、4行目が終点という風に考え操作します。

[Shift]キーを使った範囲選択14 それでは「始点」が2行目なんだということをWordさんに教えてあげることにしましょう。
行単位の範囲選択は、「範囲選択:基本編」でご紹介しているとおり、マウスポインタの形がポイントでした。
選択したい行の左余白にマウスポインタを持って行き、マウスポインタが図のような白い矢印の形でクリックすると、

[Shift]キーを使った範囲選択15 2行目を「丸ごと」選択することができました!
これで「始点」の指定はOK。

[Shift]キーを使った範囲選択14 続いて、「終点」が4行目なんだということをWordさんに教えてあげることにしましょう。
4行目の左余白にマウスポインタを持って行き、マウスポインタが図のような白い矢印の形で、

[Shift]キーを使った範囲選択16 [Shift]キーを押したままクリックすると、そこが「終点」であることを伝えたことになるので、その結果、始点の行から終点の行までを範囲選択することができました!

もともと基本となる行単位の範囲選択方法でも、マウスポインタが白い矢印の形だということがポイントなので、それは今回の範囲選択の方法でも変わりません。
そして、行単位の範囲選択でも、「始点」と「終点」という考え方は同じなので、Wordさんに始点の行と終点の行を「ココからココまで」と教えてあげるだけ。

ココ 始点の行を選択
から [Shift]キーを押したまま
ココまで 終点の行を選択

今回ご紹介した方法は、ドラッグしない分、パパッとリズミカルに範囲選択することができますので、ぜひぜひ日常使いしてみてください!

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