背景色の変更と[背景のスタイル]4色の仕組み

解説記事内の画像はPowerPoint 2019のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • PowerPoint 2019, 2016, 2013
  • Office 365
Office 365は、バージョン1908と、バージョン2004で動作確認しています。

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背景が濃い色のテーマ テーマのデザインはいいのに、背景の色が好みじゃない、

バリエーションに白背景が無い そのテーマのバリエーションにも、好みの背景色が無い!という場合でも、

白背景のスライド 背景を好みの色にすることができます!
しかも、その文書内のすべてのスライドの背景色が、一気に好みの色に変わります。

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背景色の変更

背景が濃い色のテーマ 背景色の変更では、その変更の前に、[デザイン]タブの[テーマ]で、好みのテーマを選択しておくことが大前提。

バリエーションを選択 そして、同じ[デザイン]タブの[バリエーション]で、そのテーマのバリエーションを選んでおきます。
バリエーションに好みの背景色が無かったとしても、背景以外の、文字や図形などの色の組み合わせを大まかに決めておきたいので、背景色を設定する前に、まずは比較的好みのバリエーションを選択しておきます。
スライド内の、文字や図形などといった、背景以外のものを見ながら、緑系がいいとか、青系がいいとか、ざっくりと「大まかな」好みで選択すれば、それでOK。
細部はあとで調整するので、「大まかな」好みで大丈夫です。

テーマとバリエーション設定直後 テーマとバリエーションを設定し終えたら、背景色を自分好みにカスタマイズしていきましょう!

[デザイン]タブ [デザイン]タブの、

[バリエーション]の一番下にあるボタン [バリエーション]の一覧にあるスクロールボタンのうち、一番下にあるボタンをクリック。

[背景のスタイル]の4色 [背景のスタイル]にマウスポインターを合わせると、4色の背景、

4色の濃淡やグラデーション そして、その4色それぞれで、濃淡やグラデーションがかかった背景などを選ぶことができます。

でも、この背景の4色に、好みの色が無い場合も心配いりません!
この4色はどこで決められているのかを知れば、自分の好みの色を背景色にできてしまいます!
早速次の章で、この4色の仕組みを解明していきましょう!

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背景のスタイル4色の仕組み

[背景のスタイル]の4色 [背景のスタイル]の4色に、好みの背景色が無い場合には、

[バリエーション]の一番下にあるボタン 同じく[バリエーション]の一覧にあるスクロールボタンのうち、一番下にあるボタンをクリック、

[配色]−[色のカスタマイズ] [配色]にマウスポインターを合わせ、[色のカスタマイズ]をクリックします。

配色パターンのカスタマイズ 表示されたダイアログボックスに出ている色が、現在の文書で使われている色の組み合わせ。
このうち、[テキスト/背景]の[濃色1]と[淡色1]、[濃色2]と[淡色2]に表示されている計4色が、

配色パターンのカスタマイズと[背景のスタイル]の4色の対応 先ほどの[背景のスタイル]に表示される4色。

配色パターンのカスタマイズ なので、この4色のうち、いずれかを好みの色に設定すればOK。
じゃぁ、[濃色1]と[淡色1]、[濃色2]と[淡色2]のうち、どこを自分の好みの色に設定すればいいのかという話になりますが、

[濃色1]と[淡色1] 私は個人的に、PowerPointのスライドは白背景で、文字の色は黒(または黒に限りなく近いグレー)がいいなぁと考えているので、[濃色1]に黒、[淡色1]に白は常に設定しています。
もし背景にしたい色が白でも黒でもない場合でも、黒と白はあった方が何かと便利なので、[濃色1]に黒、[淡色1]に白を設定した上で、

配色パターンのカスタマイズ 設定したい背景色が濃い色の場合は[濃色2]に設定、薄い色の場合は[淡色2]に設定すればいいかなぁと考えています。
もちろん、背景色を黒か白にしたくて、[濃色1]に黒、[淡色1]に白を設定しているなら、[濃色2]と[淡色2]は特に設定する必要はありません。

配色パターンのカスタマイズ [濃色1]と[淡色1]、[濃色2]と[淡色2]のうち、どこを設定するかを決めたら、[▼]をクリックし、一覧から色を選ぶか、一覧に好みの色が無ければ[その他の色]をクリックして、好みの色を設定します。
[その他の色]の設定方法については、[[その他の色]の設定]でご紹介しています。

配色パターンに名前を付ける 色を設定したら、このダイアログボックスに表示されている色の組み合わせに付ける名前を、[名前]欄に入力し、[保存]ボタンをクリックします。
色の組み合わせに名前を付けて保存するので、今お使いのPowerPoint・Excel・Wordでなら、この色の組み合わせをいつでも使えるようにできるわけです。

背景色が変わった 色を変更する前のスライドの背景色が、[濃色1]、[淡色1]、[濃色2]、[淡色2]のどれに設定されていたのか、そして実際に色を変更したのは[濃色1]、[淡色1]、[濃色2]、[淡色2]のどれだったのかによって、色の変更後、すぐに背景の色が変わる場合と、

背景色がすぐに反映されない 変わらない場合とがありますが、どちらだったとしても問題ありません

[バリエーション]の一番下にあるボタン 色の設定が、スライドの背景にすぐに反映された場合、反映されなかった場合、そのどちらの場合でも、設定した色が、背景色としてちゃんと選択できるようになっていますので、確認してみましょう。
同じく[バリエーション]の一覧にあるスクロールボタンのうち、一番下にあるボタンをクリックし、

設定した色が、背景色として選択できるようになった [背景のスタイル]にマウスポインターを合わせると、設定した色が、背景色として選択できるようになっています!
今回の例では、[濃色2]の設定をしたので、メニューの右から2番目の色が変わっています。

[背景のスタイル]でグラデーションや柄などの選択肢 また、[背景のスタイル]の選択肢のうち、グラデーションや柄がついたものなどは、その具合などを、背景の書式設定で変更することができます。
この方法については、また別の機会にご紹介します。

背景色を変更しても変わらない部分がある

黒背景のテーマ テーマによっては、背景色を変更したのに、変わらない部分がある!という場合もあります。
例えば図のテーマでは、黒背景を、

背景の変更後も変わらなかった部分 白背景にしたけれど、それだけでは変わらなかった部分の色があり、その色も変えたいよ・・・という場合。
これは、選択したテーマが、もともとそういうデザインだからなのですが、こういった詳細な設定は、スライドマスターで変更できます。

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