シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)

解説記事内の画像はExcel 2010のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2010, 2007

シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)の操作画像01 左の表は、A列の欄に商品番号を入力すると、B列・C列の欄に設定されたVLOOKUP関数のおかげで、その商品番号に対応する商品名と単価が表示されるようになっています。

シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)の操作画像02 そしてD列の数量を入力すると、金額とその総計が表示されるよう、E列の欄には数式が設定されています。

シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)の操作画像03 つまり、この表はA列の「商品番号」、D列の「数量」だけ入力すればいいだけになっています。

いろんなセルに数式が設定されているので、これらの数式をうっかり消したりしないようにシートの保護をかけたいところですが、上の図の緑色のセルは毎回入力を変更するところなので、ただシートの保護をかけるだけではこれらのセルまで入力できないようになってしまいます。

そこでシートの保護をかけても、上の図の緑色のセルだけは入力できるように設定してみます。
これからご紹介する操作は、必ずシートの保護をかける前に行います。

シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)の操作画像04 シートの保護をかけた後でも入力が出来るようにしたいセルを範囲選択します。

今回の例では緑色のセルです。
範囲選択したセルのところで右クリック、[セルの書式設定]をクリックします。

シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)の操作画像05 [保護]タブの、[ロック]のチェックをはずし、[OK]ボタンをクリックします。

ここだけロックしないよ、というイメージです。

シートの保護をかけても入力できるように(セルのロック解除)の操作画像06 ここまでの操作で前準備はOK。
あとはシートの保護をかければ完了です!

シートの保護をかける際、既定では[許可する操作]の上2つにチェックが付いていますが、要は今回ご紹介した「ロック」が、されたセルも、されていないセルも、範囲選択だけは許可しますよ〜という設定になっている、ということです。

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