自動で入力を手助け!オートコンプリート
- Excel 2013, 2010, 2007
(autocomplete.xlsx 10.5KB)
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図のように、B列には担当者名を入力しています。
これからB6番地に「斎藤」と入力してみることにしましょう。
B6番地に入力したいわけですから、まずはB6番地を選択します。
「さいとう」の最初の文字「さ」と入力しただけで、その右側に「斎藤」という文字が候補として表示されました!
これは、現在入力しているセルと同じ列に、既に「斎藤」という文字が入力されているので、最初の「さ」を入力しただけで、Excelさんが「既に入力しているこの文字を入力したいんじゃない?」と気を利かせて表示してくれたわけです。
今回はExcelさんの提案どおり、まさしく「斎藤」と入力したいので、「この候補のとおり入力してください」という意味の合図で、[Enter]キーをポンッと押すと、
わずか「さ」だけの入力で、「斎藤」という文字をセルに入力することができました!
でも、まだこのセルの中で文字カーソルが点滅しているということは、「まだこのセルに文字を入力しますよ」という状態なので、「もうこのセルには入力しませんよ」という合図で、もう一度[Enter]キーを押すと、
文字カーソルが消え、入力中だったセルを確定させることができました!
最初のいくつかの文字を入力するだけで、同じ列にあるデータを候補として表示してくれる、この簡単入力機能のことを、オートコンプリートと言います。
何文字入力したら候補が表示される?
今度はB7番地に「山口」と入力してみます。
入力したいB7番地を選択します。
「やまぐち」の「や」と入力してみますが、
同じ列内に既に「山口」とちゃんと入力されているにも関わらず、先程のような候補が表示されません。
続いて、「やまぐち」の「ま」まで入力しても、まだ候補は表示されません。
これは、同じ列内に、「山口」と「山下」があるため、「やま」までの入力では、さすがのExcelさんも「山口」なのか「山下」なのかを判断できないので、候補を表示できないからです。
「やまぐち」の「ぐ」まで入力すると、候補が1つに絞れたので、やっと表示されました!
ちなみに、お使いのパソコンによっては、自分で入力した文字の下に、候補がいくつか表示される方もいらっしゃると思います。
これはExcelではなく、日本語入力システムの機能なので、今回ご紹介している機能とは別物です。
今回はあくまでも、自分で入力した文字の右側に表示される候補のことについてご説明しますので、右側に注目しながら、この先をご覧ください。
「やまぐち」の「ぐ」まで入力したことで、やっと表示された候補。
「この候補のとおり入力してください」という意味の合図で、[Enter]キーをポンッと押すと、
「山口」と入力することができました!
でも、まだこのセルの中で文字カーソルが点滅しているということは、「まだこのセルに文字を入力しますよ」という状態なので、「もうこのセルには入力しませんよ」という合図で、もう一度[Enter]キーを押すと、
文字カーソルが消え、入力中だったセルを確定させることができました。
こんな風に、オートコンプリートは、候補が1つに絞れた時点で表示されるので、今回のようにいつまでも1つに絞られず、なかなか表示されないこともあります。
こればっかりは仕方がないとあきらめます(笑)。
「行」じゃなくて「列」
オートコンプリートは、入力しているセルと同じ列に、既に入力されているものを候補として表示してくれます。
そう、「列」です。
既に入力されているものが、同じ行にあったとしても、候補としては表示されませんヨ。
さて、早い段階で候補が1つに絞れさえしてくれれば、結構便利なオートコンプリート。
でも、中にはこのオートコンプリートに振り回されてしまう方も。
どんな場合にオートコンプリートに振り回されてしまうのか、そしてその回避策を次のページでご紹介します!
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