VLOOKUPで決め打ちしない・調べない、AI時代のExcelの使い方

Microsoft 365
Microsoft 365は、バージョン2510で動作確認しています。

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指定した値をもとに対応データを表示したい

支店コードなど、何らかのキーワードをもとに、対応するデータを表示させたい場合、これはVLOOKUP関数かな?と最初から決め打ちして使い方を調べる必要はありません。
AI時代は、やりたいことを書いて、どうすればいい?と聞くだけ
この関数を使ってなどの具体的な方法の指定は、表づくりの明確な方針があるときのみに留めるのがオススメです。

目次

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スクショを送れるなら、表の構造は画像で伝える

AIに送るためのスクショ

AIに質問する際、スクショを送っても大丈夫な場合は、こんな感じでスクショを撮ります。

プロンプト欄にスクショを貼り付け

そして、プロンプト欄にスクショを貼り付け。
これだけでAIは、表の構造を理解します。

行番号と列番号も一緒にスクショ

その際、このように行番号と列番号(数字やアルファベットが書かれたグレーの部分)も一緒にスクショするのがポイント。
こうすることで、人間とAIとですれ違いなく「どこのセル」なのかの認識を合わせられます

表の構造はスクショで理解させてしまうので、プロンプト(指示文)は「どこに、これをさせるためには、どうしたらいい?」だけでOK。
というわけで今回の例なら、

Excelで、図のような表の、A2に支店コードを入力したら、対応する店舗名をB2に、定休日をC2に表示させるにはどうしたらいい?

とするだけでOK。
プロンプト(指示文)中の「図のような表」がスクショのことを指します。
もちろん、ここも言い方に決まりはないので、「添付したスクショ」のように伝えてもOKです。

スクショを送れない場合は、表の構造を文章で伝える

AIに送るためのスクショ

スクショを送れない場合は、表の構造を言葉で説明します。
(個人情報や社外に出せない情報が含まれる場合もありますよね。)

今回の例なら、こんな感じ。

Excelで、A5からF15に店舗情報の一覧表があります。
5行目は表の見出しで、A5からF5まで、
支店コード,店舗名,営業開始,営業終了,定休日,駐車場
となっています。

表の範囲、見出しの ある/なし、そして見出しの内容を示すことで、どこにどんなデータがあるのかをAIに伝えています。
ここで、A1からC2までの小さい表は説明しなくてもいいのかと心配になりますが、これはAIに聞きたいことを説明する前章のプロンプトの中に入っていましたので、そこを付け足すと、プロンプト全文はこうなります。

Excelで、A5からF15に店舗情報の一覧表があります。
5行目は表の見出しで、A5からF5まで、
支店コード,店舗名,営業開始,営業終了,定休日,駐車場
となっています。
A2に支店コードを入力したら、対応する店舗名をB2に、定休日をC2に表示させるにはどうしたらいい?

AIの回答をセルに貼り付け

AIからの回答

AIが回答を出してくれました!
今回はXLOOKUP関数を使った数式になっています。
ちなみに、Excelでの処理は、同じことをするのに複数の方法があることも多いため、AIからの回答も必ずしも毎回同じになるとは限りません
人が違えばやり方も変わるし、同じ人でもその時によって違うのと同じです。

AIの回答をセルに貼り付け

あとはその回答(今回は数式)を、指示されたセルに貼り付けるだけ。
もちろん、その回答の意味が分からなければ、AIなので何回聞いても嫌がることなく教えてくれますし、もしうまくいかなかったら、うまくいかない旨をAIに伝えるだけでOKです。

もしExcel エージェントモードが使えるなら

実は、Microsoft社のAI「Copilot」が、Excelでの作業を人間の代わりにやってくれるという「Excel エージェントモード」という機能があります。
人間の操作は、自分のしたいことをプロンプトとして入力するだけ。
数式のコピペすら人間の操作は不要ですし、手の込んだ表づくりもエージェントモード自らこなしてくれます。

もし、このExcel エージェントモードが使えるのなら、正直、人間が調べながらちまちま操作をするよりずっとスムーズなので、ぜひとも使うべき!
極意はnoteの「調べるな。命令しろ。Excel エージェントモード」に詰め込んでいます!

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