図形の複数選択(Word 2007の例外編)

解説記事内の画像はWord 2007のものです。
  • Word 2007

図形を複数選択する方法を、下記のページでご紹介しています。

が、しか〜し!Excelでもなく、PowerPointでもなく、そして、Word 2010でもなく、Word 2003でもなく、Word 2007でだけ発生する例外があるんです!

このページでは、そんなWord 2007で発生する例外をご紹介していくわけですが、その前に!
Wordで図形や図を扱う時には、文字列の折り返しの設定が非常に重要になります。
文字列の折り返しが[行内]に設定されているものは、そもそも複数選択できないのでご注意ください。

[Shift]キーを使って複数選択した場合

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像01図形の複数選択(キーを併用編)」でご紹介している要領で、左の図のようにワードアートと図形を、[Shift]キーを使いながら一緒に選択しました。

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像02 図(写真)も一緒に選択しようと、[Shift]キーを押したままクリックすると・・・

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像03 3つとも選択された状態になるはずが、ワードアートと図形の選択が解除され、図だけが選択された状態になってしまいました!

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像04 ここで、選択されている時の状態についてよく見てみます。

ワードアートと図形は、選択されている時の周囲のポッチは青。

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像05 でも、図とクリップアートが選択されている時の、周囲のポッチは白です!

Word 2007では一緒に選択できるのは、ポッチの種類が同じ色のもののみ。
ワードアートと図形、図とクリップアートは、それぞれポッチが同じ色同志なので、一緒に選択することができます。
ただし、図形とクリップアート、のようにポッチの色が違うもの同志は一緒に選択することができないんです!
これは、Excelでもなく、PowerPointでもなく、そして、Word 2010でもなく、Word 2003でもなく、Word 2007だけで発生する例外です。

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[オブジェクトの選択]ボタンを使って複数選択した場合

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像08図形の複数選択(オブジェクトの選択ボタン編)」の要領で、[オブジェクトの選択]ボタンをONにし、

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像09 選択したい図形が、表示される枠内に収まるように、ドラッグで選択すると・・・

図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像10 枠内に収めたはずの図とクリップアートは選択されず、図形とワードアートしか選択されません。

先程の[Shift]キーを使った複数選択では、選択した時に表示される周囲のポッチが、同じ色同志のものが選択できました。
でも、[オブジェクトの選択]ボタンでドラッグする場合には、選択した時に青いポッチが表示されるもの、つまり図形とワードアートしか選択することができません。

これも、先程の[Shift]キーを使った複数選択同様、Excelでもなく、PowerPointでもなく、そして、Word 2010でもなく、Word 2003でもなく、Word 2007だけで発生する例外です。
(Word 2010は「図形の複数選択(オブジェクトの選択ボタン編)」のページにある通り、このボタンでのドラッグでの選択ができないわけですが・・・)

描画キャンバス内では選択できる!

が、しか〜し!Word 2007でだけ発生する上記の例外に、更に例外を発見しました!(笑)
描画キャンバスの中に入っている場合には、
図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像06

ワードアート、図形、図、クリップアート、一緒に選択することができます!
図形の複数選択(キーを併用編)」でご紹介している[Shift]キーを使った方法、「図形の複数選択(オブジェクトの選択ボタン編)」のように、ドラッグで図形を囲む方法、いずれでも選択できます!
(描画キャンバス内では、[オブジェクトの選択]ボタンをONにする必要はありません。) 図形の複数選択(Word 2007の例外編)の操作画像07

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