思い通りにならない箇条書きを簡単に位置揃えできる公式
Word 2024, 2021, 2019, 2016 Microsoft 365
解説記事内の画像はWord for Microsoft 365のものです。
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この公式で出した数字だけで、

苦手な方も多い、こんな箇条書きの位置揃え(インデント設定)が簡単にできるようになります!

ちなみに、この公式の簡単設定が使えるのは箇条書きのみです。
残念ながら、段落番号では使えません。
段落番号の半角数字の文字幅が、一定ではないことなどが理由だと私は考えています。
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この数え方がポイント!箇条書き見出しの文字数

文字数を数えるべきはここ!箇条書きの先頭部分にある見出し(項目名)。
この例なら「日時」「集合場所」「その他」がそうです。

この箇条書き見出しの中で一番文字数が多いのが「集合場所」となりますが、「:」などの区切りとなる文字もある場合は、その文字数も含めます。
というわけで、「集合場所」の4文字と「:」の1文字で、箇条書き見出しの最大文字数は「5」。
そして、箇条書き位置揃えの公式は、

今回の例の箇条書き見出しの最大文字数は「5」ですが、公式にあるように「1」をプラスしなければなりません。
ですので、1+5で「6」が設定値となります。
今回の例では...
1+箇条書き見出しの最大文字数 = 1+5 = 6
箇条書きのインデント設定

それでは箇条書きの位置揃えをしていきましょう!
箇条書きが設定されている段落を範囲選択。
この時、先頭の箇条書き記号が選択されていないように見えて不安になりますが心配いりません。

範囲選択したところにマウスポインターを合わせて右クリック、
![[リストのインデントの調整]](img/list-indents07.png)
[リストのインデントの調整]をクリックします。
![[リストのインデントの調整]ダイアログボックスの[行頭文字の配置]](img/list-indents08.png)
箇条書きの位置を調整するダイアログボックスが表示されます。
[行頭文字の配置]は「0mm」。
いつも「0mm」と覚えてしまってOKです。
![[リストのインデントの調整]ダイアログボックスの[インデント]](img/list-indents09.png)
[インデント]には公式で出した数字(今回の例では6)を入力し、必ず「字」という単位も入力します。
これは超重要ポイントです。
![[リストのインデントの調整]ダイアログボックスの[番号に続く空白の扱い]](img/list-indents12.png)
[番号に続く空白の扱い]は「タブ文字」を選択。
こちらも、今回のように数字で設定していく際は常に「タブ文字」を選択するくらいの感覚で覚えてしまってOKです。
![[リストのインデントの調整]ダイアログボックスの[タブ位置の追加]](img/list-indents10.png)
[タブ位置の追加]にチェックを付け、その下に「1字」と入力。
こちらも「字」という単位を必ず入力するのが超重要ポイント。
この「1字」というのは、公式で足した「1」なんですが、こちらもいつも「1字」と入力するくらいの感覚で覚えてしまってOKです。
[OK]ボタンをクリックすると、

設定できました!

もし、箇条書き見出しの後ろの文字位置が、後続の行の位置と微妙にズレている場合には、次の章をご覧ください。
この例では「その他:」の後ろの「当」の字と、次の行の「は」の位置が微妙にズレて揃っていません。
位置が微妙にズレている場合には

[リストのインデントの調整]で位置揃えしたけれど、箇条書き見出しの後ろの文字位置が、後続の行の位置と微妙にズレることがあります。
この例では「その他:」の後ろの「当」の字と、次の行の「は」の位置が微妙にズレて揃っていません。

箇条書きが設定されている段落を範囲選択します。
このとき、ズレが起こっている箇条書きのところだけでなく、同じ箇条書きを設定している箇所すべてを範囲選択します。
![[左揃え]ボタン](img/list-indents15.png)
[ホーム]タブの[左揃え]ボタンをクリックします。
あれ?いつも左揃えなのでは?と思った方もいらっしゃるかもですが、Wordでは普段は[両端揃え]になっています。

ズレがなくなって揃いました!
[リストのインデントの調整]の考え方
![[リストのインデントの調整]はどこを設定していたか](img/list-indents17.png)
[リストのインデントの調整]ダイアログボックスで設定した数字はいったい何だったのか?は、この図を見ていただくのが一番!
ダイアログボックスと、実際の箇条書き部分とを同じ色で表現しています。
箇条書き記号を1文字分とするために、

箇条書き見出しの文字数に、

「1」をプラスして、この公式になっていたというわけです!
設定後はミリ換算される
![[リストのインデントの調整]ダイアログボックスに単位を「字」で設定](img/list-indents18.png)
[リストのインデントの調整]で、単位を「字」として設定しても、
![[リストのインデントの調整]ダイアログボックスがミリ換算された](img/list-indents19.png)
設定後、もう一度ダイアログボックスを見ると、自動的にミリ換算されています。
何文字で設定したっけ?と思ったときは不便ですが、そこは割り切っていきましょう。
この公式が使えないケース
今回ご紹介した、箇条書きの位置揃え公式は、残念ながら使えないケースもあります。
それがこのようなとき。
- 箇条書きではなく段落番号が設定されている
- フォントサイズが規定値の10.5pt以外(ページ設定で規定値のフォントサイズを変えているときは使えます)
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