世話女房なWordの文字修正

解説記事内の画像はWord 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Word 2016, 2013, 2010

実は、Wordさんは世話女房。
なので、あなたの入力中に、これからご紹介するようなことがあると、世話を焼いて文字を修正してくれるんです!

世話女房なWordの文字修正02 早速その世話女房っぷりをご紹介したのですが、その世話焼き加減が一瞬なので、普段から細かい文字が見えにくい方は、画面右下のつまみを右にドラッグし、画面の表示倍率大きくした上で操作していただくと、分かりやすいです。

世話女房なWordの文字修正01 また、今回は日本語入力がONであることを前提に解説しています。

早速、世話女房っぷりを確認!

世話女房なWordの文字修正09 普段、何かの言葉をダブルクォーテーションで囲む際、始まりのダブルクォーテーションと、終わりのダブルクォーテーションは、図のように向きが違うのが一般的。

世話女房なWordの文字修正03 ところがキーボードには、終わりの向きのダブルクォーテーションのキーしかありません。
ちなみにダブルクォーテーションを入力するためには、[Shift]キーを押したまま、図のキーを押します。

世話女房なWordの文字修正04 さて、本当は始まりの向きのダブルクォーテーションを入力したいけど、終わりのダブルクォーテーションのキーしか無いので、終わりのダブルクォーテーションを入力し、[Enter]キーで入力を確定すると、

世話女房なWordの文字修正05 自動的に始まりの向きのダブルクォーテーションに変わりました!

世話女房なWordの文字修正06 でもですよ、じゃぁ終わりのダブルクォーテーションの時はどうなるの?
変わる必要ないのに向きが勝手に変わっちゃうの?ってことになりそうですが、まずはダブルクォーテーションに挟まれる文字を入力し、漢字などに変換。

世話女房なWordの文字修正07 続いて、先ほどと全く同じキーを押してダブルクォーテーションを入力します。
[Enter]キーで入力を確定しても、

世話女房なWordの文字修正08 そうなんです!
Wordさんは「これは終わりのダブルクォーテーションを入力したんだな」と認識して、今度は勝手に向きを変えたりしないんです!

世話女房なWordの文字修正24 今回の例ではダブルクォーテーションで見ていただきましたが、シングルクォーテーションでも、

世話女房なWordの文字修正10 Wordさんは同様の世話を焼いてくれます。


世話女房なWordの文字修正10 さて、こんなものもあります。
始まりの丸括弧を入力し、

世話女房なWordの文字修正12 括弧に挟まれる文字を入力。

世話女房なWordの文字修正13 最後に括弧で閉じようと思ったけれど、うっかり丸括弧ではなくカギ括弧を入力してしまった!
でも!
[Enter]キーで入力を確定した瞬間、

世話女房なWordの文字修正14 始まりの括弧が丸括弧だったので、終わりの括弧もそれに合わせて丸括弧に修正してくれました!

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修正後、ボタンが表示される場合もある

世話女房なWordの文字修正15 更にこんなのも!
本当は「こんにち」なのに、間違って「こんにち」と入力。
でも!
[Enter]キーで入力を確定した瞬間、

世話女房なWordの文字修正16 ちゃ〜んと正しく「こんにち」に修正してくれました!

世話女房なWordの文字修正17 さて、今回の場合は、最初の2つの例とはちょっと違います。
修正された「こんにちは」という単語の先頭、「こ」のところにマウスポインタを合わせると、うっすらと棒のようなものが表示されます。
そこでこの棒にマウスポインタを合わせると、

世話女房なWordの文字修正18 ボタンのようなものが表示されました。
これをクリックすると、

世話女房なWordの文字修正25 このようなメニューが表示されます。
まず、ただこのメニューを確認したかっただけで、特に何もせず、このままメニューを閉じたい場合には、

世話女房なWordの文字修正21 キーボードの[Esc]キーを押せば、

世話女房なWordの文字修正18 メニューが消えてボタンだけの状態になり、

世話女房なWordの文字修正23 更にマウスポインタを遠ざけたり、他の操作を始めると、ボタンは非表示になります。

世話女房なWordの文字修正22 この文書自体を閉じてしまえば、この箇所にこの棒が表示されることはありませんが、文書を閉じるまでは、自動修正された単語の先頭にマウスポインタを近づける度に、先ほどと同じ棒が表示されます。

世話女房なWordの文字修正17 再びこの棒にマウスポインタを合わせれば、

世話女房なWordの文字修正18 またボタンのようなものが表示されました。
もう一度このボタンをクリックしてみましょう。

世話女房なWordの文字修正19 すると、操作のメニューが表示されます。
["こんにちわ"に戻す]をクリックすると、Wordさんがやってくれた修正を戻して、入力したとおり「こんにちわ」とすることができます。
これは「今回は操作を戻すけど、次回別の機会で入力したときには自動修正してほしいよ」という意味なので、次回また「こんにちわ」と入力して確定すると、Wordさんは世話を焼いてくれます。

世話女房なWordの文字修正20 下記の操作は、設定を変えてしまうので、設定を変えてしまいたい方だけ操作し、あとの方は読むだけにしてください。
["こんにちわ"を自動的に修正しない]をクリックすると、入力したとおり「こんにちわ」に戻し、更にこの自動修正自体の設定を無効にしてしまいます。
今後「こんにちわ」と入力して確定しても、Wordさんは自動的に修正することはありません。
(といっても、設定を再度有効にする方法があるので、今後一生この自動修正を復活することはできない、というわけではありません。)

今回ご紹介したWordさんの世話焼きは、まだまだほんの一部。
これからも様々な機会でご紹介していきますが、自動修正後にボタンが出るものにしろ、出ないものにしろ、中には「なんでこんなことになるんだ!」とビックリしてしまう自動修正もあります。
そんな時でも、まずはWordさんの世話焼きかな?という風に見当を付けるところから始めると、落ち着いて対処していくことができます。

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