文書の途中からページ番号

解説記事内の画像はWord 2010のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Word 2010, 2007

部分的に異なるヘッダーやフッターの設定」のページでは、下の図のような「表紙」「目次など」「内容」という、大きく3つのグループに分かれた文書、各グループごとに別のヘッダーやフッターを設定する方法をご紹介しています。
文書の途中からページ番号の操作画像01

ヘッダーやフッターは、そもそも全ページの上部や下部に同じ内容を表示する機能。
けれど、文書をセクション分けすることで、グループごとに異なるヘッダーやフッターを設定することができました。
文書の途中からページ番号の操作画像02

ページ番号も、基本的には文書全体に通し番号をつける機能。
ということは、もちろん普通にページ番号を設定するだけでは、文書の途中からページ番号を振ることはできません。
でも!予めセクション分けすることで、文書の途中からページ番号を振ることが可能になります!

今回は「部分的に異なるヘッダーやフッターの設定」と同じ例を使って、「表紙」や「目次など」のグループにはページ番号を振らず、「内容」からページ番号を振るように設定したいと思います。
文書の途中からページ番号の操作画像01

ここから先は、「セクション」という機能が大好きになっていないと(笑)、操作している最中に混乱してしまいます。
まずは焦らず、下記のページで「セクション大好き!」になってから先にお進みください!
特にこのページの解説は、「部分的に異なるヘッダーやフッターの設定」を読み終えて頂いていることを前提としています

操作開始!

さっそく操作を開始します!
今回は、「表紙」、「目次など」、「内容」とういう構成の文書の、「内容」の部分のフッターにだけページ番号を設定します。
文書の途中からページ番号の操作画像01

部分的に異なるヘッダーやフッターの設定」のページで、「表紙」、「目次など」、「内容」のそれぞれに異なるヘッダーを設定した時と同じ例を使いますので、今回の例では、下記のように文書をセクション分けしました。
文書の途中からページ番号の操作画像02

つまり今回の例では、「表紙」、「目次など」にあたるセクション1、セクション2にはページ番号を振らず、「内容」にあたるセクション3にページ番号を振る、という操作をします!
文書の途中からページ番号の操作画像03

操作に慣れないうちは、先頭ページであるセクション1から順に考えていった方がわかりやすいので、先頭ページならどこでもいいので文字カーソルを置き、フッター領域を表示します。
セクション1のフッター領域に文字カーソルがあることを確認します。
文書の途中からページ番号の操作画像04

今回はセクション1のフッターには何も入れたくないわけですから、[ヘッダー/フッター ツール]の[デザイン]タブ、[ナビゲーション]グループの
【Word 2010】[次へ]ボタンをクリックし、
【Word 2007】[次のセクション]ボタンをクリックし、
セクション2のフッターに移動します。
文書の途中からページ番号の操作画像05

セクション2のフッターに移動しました。
文書の途中からページ番号の操作画像06

セクション2のフッターにも何も入れたくないわけですから、先程と同様、[次へ]ボタン(Word 2007は[次のセクション]ボタン)で、セクション3のフッターに移動します。

セクション3のフッターに移動しました。
セクション3のフッターにはページ番号を入れたいのですが、「前と同じ」という状態でページ番号を設定してしまうと、前のセクションにも連動してページ番号が設定されてしまうので、
文書の途中からページ番号の操作画像07

まずは前との関係を断ち切ります
[ヘッダー/フッター ツール]の[デザイン]タブ、[ナビゲーション]グループの、[前と同じヘッダー/フッター]ボタンがONになっているので、クリックでOFFにします。
文書の途中からページ番号の操作画像08

セクション3のフッターで、[前と同じ]という表示が無くなり、連動の関係を断ち切ることができました!
文書の途中からページ番号の操作画像09

あとはいつも通りページ番号を設定するだけ。
[ヘッダー/フッター ツール]の[デザイン]タブ、[ヘッダーとフッター]グループの[ページ番号]ボタンで設定します。
今回はフッター(ページの下部)に中央揃えでシンプルなページ番号を入れることにするので、[ページの下部]の[番号のみ2]を選んでもいいですし、
文書の途中からページ番号の操作画像10

もともと既にフッターに文字カーソルが置いてある状態なので、[現在の位置]から[番号のみ]というシンプルタイプのものを選択して、
文書の途中からページ番号の操作画像12

文字カーソルの位置にページ番号を入れ、
文書の途中からページ番号の操作画像13

あとから自分で[中央揃え]を設定してもOK。
文書の途中からページ番号の操作画像14

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開始番号をカスタマイズ!

ここで困ったことが!
現在、ページ番号が「4」になっています(汗)。
文書の途中からページ番号の操作画像14

ここで文書全体を眺めてみることにしましょう。
現在、セクション3の先頭ページに文字カーソルがある状態です。
カーソルのあるセクション3の先頭ページは、全部で7枚ある文書の4枚目。
だから「4」と表示されてしまっているのです。
文書の途中からページ番号の操作画像02

文書の途中からページ番号の操作画像15 今「4」と表示されてしまっているところから「1」とするために、開始番号を設定します。
先程使った[ページ番号]ボタンから、[ページ番号の書式設定]をクリックします。

文書の途中からページ番号の操作画像16 [ページ番号の書式]ダイアログボックスが表示されます。
[連続番号]の部分で、今は[前のセクションから継続]が選択されている状態なので、[開始番号]を「1」と設定します。

これでセクション3からページ番号が振られ、更にページ番号が「1」から振られるように設定できました!
あとはフッター領域を閉じれば、操作終了です! 文書の途中からページ番号の操作画像17

今回は「部分的に異なるヘッダーやフッターの設定」のページと同じ例を使ってページ番号を設定したので、3つのセクションに分けた文書を例にとって解説しましたが、
文書の途中からページ番号の操作画像02

ページ番号だけしか設定しません、というのであれば、下記のように2つのセクションに分け、セクション2にだけページ番号を設定するというのでも、もちろんOKです!
文書の途中からページ番号の操作画像18

また、ページ数が多くなったり、複数セクションの文書を扱うようになると、現在、自分が何ページ目を扱っているのか、何セクション目を扱っているのか、ということで混乱しやすくなります。
是非ステータスバーを確認しながら操作を行うクセをつけてみてください!

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