ピボットテーブルの更新と[更新]ボタンでできること・できないこと

解説記事内の画像はExcel 2019のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2019, 2016, 2013, 2010
  • Office 365
Office 365はバージョン1808、ビルド10730.20280で動作確認しています。

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ピボットテーブル ピボットテーブルでは、

ピボットテーブルの元データを新規追加・削除・変更 その元となっているデータを変更・削除したり、新規追加した場合、それらは何もしないとピボットテーブルの集計には反映されません
元となっているデータへの編集を、ピボットテーブルに反映させる操作は簡単なのですが、ただ、その操作の前に、1つ重要なことを確認しておく必要があるんです!

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編集した元データがテーブルかどうかが重要ポイント

同じ文書ファイルの中に、ピボットテーブルと、その元となっているデータがある このページでは、同じ文書ファイルの中に、ピボットテーブルが1つと、その元となっているデータがあることを前提として解説しています。

ピボットテーブルの元データを新規追加・削除・変更 ピボットテーブルの元となっているデータを変更・削除したり、新規追加したので、それをピボットテーブルの集計に反映させたい!という場合、まず確認しなければいけない重要ポイントが1つ。

ピボットテーブルの元となっているデータは、テーブルになっているのか、そうじゃないのか

なぜこれを確認しなければいけないのかというと、編集を行った元データが、テーブルになっている場合と、そうでない場合とで、操作方法が違うことがあるから。
ここで、「ピボットテーブル」と「テーブル」、名前が似ているので混乱していらっしゃる方、この2つは全くの別物です。
このあたりが混乱していると、今後何かと辛い思いをしちゃうので、不安な方は、下記のページを先にご覧いただくことを強くおすすめします。

テーブルかどうかの見分け方 テーブルかどうかを確認するには、ピボットテーブルの元となっているデータのセルならどれでもいいので、どれか1つのセルを選択します。

[テーブルツール]の[デザイン]タブ ピボットテーブルの元となっているデータのうち、どれか1つのセルを選択することで、リボンに[テーブルツール]の[デザイン]タブが表示されたら、ピボットテーブルの元となっているデータは、テーブルになっています。
表示されなければ、テーブルにはなっていません。

ピボットテーブルへの反映操作の違い

ピボットテーブルの元となっているデータが、テーブルになっているのか、そうじゃないのかを確認したら、あとは操作だけ。
元データに行った編集操作が、新規追加・削除・変更のどれだったのかを下の表と照らし合わせて、該当の操作をします。

  新規追加 削除 変更
テーブル [更新] [更新] [更新]
非テーブル データソースの変更 [更新] [更新]

そうなんです、元データを編集した場合の、ピボットテーブルへの反映は、基本的には[更新]ボタンの操作となるのですが、元データがテーブルじゃない場合で、しかもデータを新規追加した場合のみ、[データソースの変更]ボタンでの操作となります。
このページでは、[更新]ボタンの使い方のみご紹介しますので、[データソースの変更]ボタンの使い方は「非テーブルに新規追加したデータをピボットテーブルに反映するには」をご覧ください。

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[更新]ボタンの使い方

  新規追加 削除 変更
テーブル [更新] [更新] [更新]
非テーブル データソースの変更 [更新] [更新]

上記表で[更新]となっているものは、元データに行った編集を、[更新]ボタンでピボットテーブルに反映します。
それでは早速、[更新]ボタンの使い方をご紹介していきましょう!

ピボットテーブルの元データを新規追加・削除・変更 ピボットテーブルの元となっているデータに編集を加えたあと、
(注:非テーブルへの新規追加の場合は「非テーブルに新規追加したデータをピボットテーブルに反映するには」をご覧ください。)

ピボットテーブル内のどれか1つのセルを選択 ピボットテーブル内のセルだったらどれでもいいので、どれか1つのセルを選択すると、

[更新]ボタン リボンに[ピボットテーブルツール]が表示されます。
[ピボットテーブルツール]の[分析]タブ、[データ]グループにある[更新]ボタン([▼]ではなく絵柄のボタン)をクリックします。

Excel 2010の[更新]ボタン 【Excel 2010】
Excel 2010では、[ピボットテーブルツール]の[オプション]タブに、[更新]ボタンがあります。

右クリックで[更新] または、更新したいピボットテーブル内のセルだったらどれでもいいので、どれか1つのセルを選択後、選択したセルのところで右クリック、[更新]をクリックしても同じです。

ピボットテーブルが更新された セルを選択したピボットテーブルの集計に、元データへの編集が反映されました!

[更新]ボタン この[更新]ボタンを押すことで、

Excel 2010の[更新]ボタン 【Excel 2010】
この[更新]ボタンを押すことで、

ピボットテーブルの、元となっているデータを読み込み直す セルを選択したピボットテーブルの、元となっているデータを読み込み直し、ピボットテーブルが更新されるイメージです。

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