パワーポイントのノート機能【PowerPoint・パワポ 2016・2013編】

解説記事内の画像はPowerPoint 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • PowerPoint 2016, 2013
PowerPoint 2010・2007での操作方法については「パワーポイントのノート機能【PowerPoint・パワポ 2010・2007編】」をご覧ください。

ノート パワーポイントのノート機能とは、「このスライドの時にはこの話を」という風に、絶対に忘れたくないことや強調ポイントなどをメモしたり、補足などを書き込める、いわば「台本」を作る機能のこと。

たとえ緊張で頭が真っ白になり、話すことを忘れてしまったとしても、作っておいたノートを見さえすれば大丈夫。
発表や登壇で緊張するあなたのお守りになってくれます!

さて、そんな「ノート」を作成する方法は2つ。
1つ目が、スライドを作成しながら、並行してノートの内容も入力してしまう方法
2つ目は、ひと通りスライドを作成した後、じっくり考えながらノートを作り込んでいく方法

早速1つ目の方法から見ていきましょう!

スライドを作成しながら、並行してノートの内容も入力してしまう方法

ノートペイン スライドの作成で使う[標準]表示モードには、「ノートペイン」という領域があり、その領域に入力することで、ノートの内容とすることができます。
ノートペインは、表示/非表示を切り替えられるようになっていて、

[表示]タブの[ノート]ボタン [表示]タブ、[表示]グループにある[ノート]ボタン、

ステータスバーの[ノート]ボタン または、パワーポイント画面最下部のステータスバーにある、[ノート]ボタンを押すごとに、表示/非表示を切り替えられます。

ノートペインを広げる・狭める 更にノートペインは、その領域を自由に広げたり、狭めたりすることができるようになっています。
スライドが表示されている「スライドペイン」と、「ノートペイン」との境界線にマウスポインタを合わせ、マウスポインタが両矢印の形に変わったら、上へドラッグしたり、下へドラッグすることで、領域の大きさを調整できます。

ノートペインでクリック 実際のノートへの入力は、ノートペインの中ならどこでもいいのでクリックすることで、

ノートペインに文字カーソルが入った 文字カーソルが入り、入力できるようになります。
ノートペインを使うこの方法は、スライド作成中に思い付いたことをササッとメモできるのが利点!

ノートペインで書式設定 でも、あくまでも入力メインの領域なので、範囲選択して、太字やフォントの色などを設定できますが、

ノートペインで確認できない書式がある フォントの色などは、設定していても、ノートペインでは確認できず、

[ノート]表示モード 次でご紹介する[ノート]表示モードにしないと確認できません。
ですので、思い付いたことをササッとメモしたら、ノートとしての体裁は、[ノート]表示モードで整えます。

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ひと通りスライドを作成した後、じっくり考えながらノートを作り込んでいく方法

[ノート]表示モードの画面 ノートを作るもう一つの方法が、ノート専用の[ノート]表示モードに切り替え、そこでじっくり作り込んでいく方法。
ノートは1スライド1ページとして作れるようになっているので、[ノート]表示モードでノートを作る場合には、前提としてすべてのスライドを作り終わっている必要があります。

[表示]タブの[ノート]ボタン それでは、[ノート]表示モードに切り替えてみましょう。
[表示]タブ、[プレゼンテーションの表示]グループの、[ノート]ボタンをクリックすると、

[ノート]表示モードの画面 [ノート]表示モードに切り替えることができました!

[前のスライド]や[次のスライド]ボタン ノートは1スライド1ページとなっているので、スクロールバーにある[前のスライド]や[次のスライド]ボタンをクリックすることで、前のページや次のページのノートを表示させることができます。

[+]ボタン もし、表示が小さくて操作しづらい場合には、画面右下の[+]ボタンを使って、表示倍率を上げると、操作しやすいです。

[ノート]表示モードで入力する 前の章でご紹介したノートペインを使って、すでに何か入力している場合には、もちろんそれが表示されますので、それらの文字のところでクリックすれば、文中に文字カーソルを入れ、更に入力を追加することができます。

[テキストを入力] [テキストを入力]と表示されている場合には、その部分をクリックすると、文字カーソルが入り、入力できます。

太字やフォントの色などの書式設定ををする 必要であれば、文字を範囲選択し、太字やフォントの色などの書式設定をして、自分が見やすいノートになるよう工夫します。

[箇条書き]ボタン ノート内の文章によっては、箇条書きなどを設定すると、更に見やすくできたりもします。

[表示]タブの[標準]ボタン パワーポイントは、表示モードを切り替えながら使っていくソフトですので、もしノートの作成がひと段落し、またスライドの編集に戻りたいのであれば、[表示]タブ、[プレゼンテーションの表示]グループの、[標準]ボタンをクリックすれば、

[標準]表示モード [標準]表示モードに切り替えることができます。

ノートを登壇や発表の最中に使うには

発表者ツール 作成したノートの内容は、本番の「スライドショー」実行中に使う、発表者ツールで表示されます。
ただ、発表者ツールでの表示では、ノートの文章に設定したフォントの色は表示されません。

ノートを印刷 印刷して手元に置いておきたいときには、「パワーポイントのノートを印刷」でご紹介している方法で印刷すればOKです!

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