シンプルなポスター・張り紙の作り方【STEP1:基本設定】

解説記事内の画像はWord 2016のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Word 2016, 2013, 2010

このページは、「シンプルなポスター・張り紙の作り方」のSTEP1です。
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イラスト素材の準備

シンプルなポスター・張り紙でも、文字だけがドーンとあるより、イラストが入っていた方が目に付きやすく、分かりやすいものに仕上がります。
様々なイラスト素材の中でも、特にピクトグラムやシルエット素材は、イラスト自体が伝わりやすく分かりやすいので、今回のようなポスター・張り紙づくりにはオススメです。
下記サイトさんは、ピクトグラムやシルエット素材をダウンロードできる、おすすめのサイトさんです。

素材サイトさんでイラスト素材をダウンロードさせていただく時には、各サイトさんの利用規約を守るのは、使わせていただく側の最低限のマナー。
どんな使い方がOKで、どんなことがダメなのか、必ず確認します。

ポスター・張り紙の作り方01 今回の私は、商用利用も加工もOKな素材サイト「シルエットAC」さんの素材を使わせていただくことにしました。
使わせていただきたい素材を、自分のPCの分かりやすいフォルダーなどに保存します。

ポスター・張り紙の作り方15 また、これはイラスト素材を公開してくださっているサイトさんによるのですが、もしダウンロードしたイラスト素材が圧縮されている場合には、展開(解凍)しておきます。

プリンターを選択

ポスター・張り紙の作り方94 それではここから、操作を本格的にスタートします!
Wordを起動し、図のように新規文書が表示された状態で操作を始めます。

まず最初は、プリンターの選択からしたいのですが、お使いのパソコンに設定してあるプリンターが、1台のみの方と、2台以上の方とでは対応が違いますので、該当する方をご覧ください。

【プリンターが1台のみの方】
お使いのパソコンに設定してあるプリンターが、1台のみの方は、この章は飛ばして、次の「ページ設定」の章からご覧ください。

【プリンターが2台以上ある方】
お使いのパソコンに、2台以上のプリンターが設定してある方は、実際に文面を印刷するときに使うプリンターを、これからご紹介する方法で、予め選択しておきます。
実際に印刷するときにも、この作業を行いますが、各プリンターによって、最小限必要な余白が異なるため、余白の値を決める前の、今の段階でも作業をしておきます。

ポスター・張り紙の作り方95 [ファイル]タブをクリックします。

ポスター・張り紙の作り方96 画面左側の[印刷]をクリックすると、その右側で、どのプリンターを使うかを選択できるので、[▼]をクリックして自分が使いたいプリンターを選択します。

ポスター・張り紙の作り方97 【Word 2016・2013】
画面左上の[←]をクリックして、元の画面に戻ります。

ポスター・張り紙の作り方98 【Word 2010】
[ファイル]タブ以外のタブをクリックして、元の画面に戻ります。

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ページ設定

ここから用紙サイズや余白を設定していきます。

ポスター・張り紙の作り方02 【Word 2016】
[レイアウト]タブ、
【Word 2013・2010】
[ページレイアウト]タブ、
【Word 2016・2013・2010】
[ページ設定]グループの、ダイアログボックス起動ツールをクリックします。
超小さい、図の矢印の部分です。

ポスター・張り紙の作り方03 [ページ設定]ダイアログボックスが表示されるので、まずは[用紙]タブをクリックします。
[用紙サイズ]の[▼]をクリックし、一覧から好みの用紙サイズを選択します。
【文書が完成したら、プリンター付属のポスター印刷機能で印刷する予定の方は】
単純にここで選択した用紙に印刷するのではなく、 用紙を複数枚使って1つの大判ポスターとして印刷する、プリンター付属のポスター印刷機能を使いたい場合には、どのサイズの用紙を複数枚使って1つのポスターとするのか、その用紙サイズを選択します。
例えばA4サイズの用紙を複数枚使って1つのポスターとしたいなら、A4サイズを選択します。

ポスター・張り紙の作り方04 更に、同じダイアログボックスの[余白]タブをクリックし、用紙を縦長に使うのか、横長に使うのかを[印刷の向き]で選択します。

ポスター・張り紙の作り方05 同じく[余白]タブで、今度は余白を設定します。
上下左右、自分の好みの余白の値を設定します。
と、ここで少し余白についてのお話を。

余白の無い「フチ無し印刷」ができるプリンターをお持ちの方も多くいらっしゃると思うのですが、「フチ無し印刷」をする場合、Wordの印刷プレビューでは、印刷のイメージがうまく表示されず、各プリンターメーカーさん独自のプレビュー画面で確認する必要があり、今回のようなシンプルなポスターや張り紙では、そこまでしなくても・・・といった感じなので、今回は「フチ無し印刷」機能は使わないことにしてみます。

でも、「フチ無し印刷」機能を使うまでではないけれど、今回のようなポスターや張り紙の場合には、内容を入力できる領域を大きく確保するため、余白はできる限り小さくしたいところ。
通常の印刷の場合、プリンターには、基本的に最小限の余白というものが必要です。
「フチ無し印刷」機能というのは、その最小限の余白さえ無くして印刷できますよ、という特別な機能なので、「フチ無し印刷」をしないのであれば、もちろん最小限の余白が必要です。
ただ、その「最小限の余白」がどれくらいなのかというのが、実はそのプリンターによって違います。

ポスター・張り紙の作り方06 自分のプリンターで最小限必要な余白は何mmなんだろう?と思っても、いちいち取説で調べる必要はありません。
とりあえず上下左右の余白を「0mm」に設定します。(単位の「mm」は消しても大丈夫。)
ダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックすると、

ポスター・張り紙の作り方07 「ちょっとぉ、余白小さすぎるんだけど、それでいいわけ?」的なメッセージが表示されます。
ここで[修正]をクリックすると、

ポスター・張り紙の作り方08 お使いのプリンターで最小限必要な余白の値に自動的に修正されました!
あとはダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックします。
これでページ設定は完了です!


【文書が完成したら、プリンター付属のポスター印刷機能で印刷する予定の方は】

大判ポスターをA4までしか印刷できない家庭用プリンターで印刷127 今回のような、余白をプリンターに最低限必要な分しか確保していない文書の場合、完成後、いざプリンター付属のポスター印刷機能で印刷しようとすると、「ちょっとぉ、余白が足りないんだけどぉ」というメッセージが表示されてしまうことがあります。
本来なら最小限の余白だけ設定されていれば、問題なく印刷されるはずなのですが、ポスター印刷の場合、このようなメッセージが表示されてしまうことがあるようです。

ポスター・張り紙の作り方09 そこで、プリンター付属のポスター印刷機能で印刷する予定の方は、用紙サイズや余白を設定し終わったこの段階で、内容を作り始める前の白紙の状態のまま、一旦ポスター印刷機能を使って、印刷を実行してみるのがオススメです。

大判ポスターをA4までしか印刷できない家庭用プリンターで印刷127 印刷を実行してもこのメッセージが表示されなければ、問題ないので、あとは印刷を中止して内容を作り始めればいいですし、もしメッセージが表示されたら、余白を現在より多めに設定しなおして、メッセージが出なくなる余白の大きさを探ってください。

表示倍率は「扱いやすさ」の肝

ポスター・張り紙の作り方09 ポスターや張り紙は、用紙いっぱいにドーンと大きくイラストや文字が入っているので、画面で用紙全体を確認できないと、文書のレイアウトがしづらいです。
そこで!画面の表示倍率を変更していきます。
画面右下にある、

ポスター・張り紙の作り方10 現在の画面のパーセンテージが表示されている部分をクリックします。
この図では「100%」となっていますが、お使いのWordの表示倍率が出ているので、必ずしも「100%」ではありません。
「○%」と、倍率の部分をクリックします。
【Word 2010】
この図では、表示倍率の部分が右端にありますが、Word 2010では、もうちょっとだけ左寄りにあります。

ポスター・張り紙の作り方11 表示倍率を設定するためのダイアログボックスが表示されるので、[ページ全体を表示]を選択し、[OK]ボタンをクリックすると、

ポスター・張り紙の作り方12 お使いのWordの画面でページ全体を見渡せるよう、表示倍率が自動計算され、その倍率で表示されました!

引き続き次のページでは、メインの内容作りに入ります!
綺麗に見せるあんな技、こんな技を繰り出しながら作成していきましょう!

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