年賀状文面の作り方【STEP2-タイプC】イラスト素材使用編

解説記事内の画像はWord 2013のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Word 2016, 2013, 2010, 2007

このページは、特集「年賀状の作り方」のうち、「文面の作り方」のSTEP2です。


STEP 2

年賀状を華やかにしてくれるのが、イラスト素材。
たくさんのサイトさんが年賀状用の素材を公開されています。
今回は、「年賀状素材 Andante」さんと、「年賀筆文字 賀詞 Andante」さんのご協力をいただき、AndanteさんのWebサイトからダウンロードさせていただいた素材を組み合わせて、下のような年賀状を作りたいと思います!

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-81

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まずは素材をダウンロードさせてもらおう!

今回使わせていただく素材は、「年賀状素材 Andante」さんと、「年賀筆文字 賀詞 Andante」さんの、下記のページにある素材。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-03 【梅】
年賀状素材 花 梅 6

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-04 【松】
年賀状素材 花 松
2つの松が1つのイラストになっているもの。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-05 【笹】
年賀状素材 花 笹

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-06 【鶴】
年賀状素材 鶴 1
ダウンロードするものは、完成例と向きが逆になっていますが、そこは気にしなくてOKです。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-07 【賀詞】
年賀状 賀詞 謹んで新春の 3

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-01 Andanteさんの場合は、テンプレートを選ぶページに表示されている左のようなボタンをクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-02 画面に素材がドーンと表示されます。
画像のところで右クリック、ブラウザでIEやChromeをお使いの方は[名前を付けて画像を保存]をクリック、Edgeをお使いの方は[画像の保存]をクリックして、自分のPCの分かりやすいフォルダーなどに保存します。
必要な素材でこの操作を繰り返してダウンロードすれば、準備完了です!

そして、素材サイトさんの素材を使わせていただく場合、各サイトさんの利用規約を守るのは、使わせていただく側の最低限のマナー。
というわけで、ダウンロードさせて頂く際に、必ず利用規約も見ておきます。
今回お世話になっている「年賀状素材 Andante」さんと、「年賀筆文字 賀詞 Andante」さんの場合は、それぞれのTOPページの最下部にある通り、縮小や反転はOKだけれど、拡大は、ぼやけて画質が悪くなるので禁止です。
なので、素材をハガキに挿入した後、拡大しないように注意しながら操作していきましょう!

作成スタート!!

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-08STEP1:共通設定編」では、用紙サイズや余白などを設定しました。
このページでご紹介する作成例は、「STEP1:共通設定編」で、

用紙サイズ 葉書サイズ
印刷の向き
余白 上下左右とも0mm

に設定したものとして進めていきます。

素材の挿入

それでは、本格的に作成に入っていきましょう!
まずは、文書内に素材を入れていきます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-09 文書内にカーソルを置いた状態で、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-10 【Word 2016・2013】
[挿入]タブ、[図]グループの[画像]ボタンをクリックします。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-11 【Word 2010・2007】
[挿入]タブ、[図]グループの[図]ボタンをクリックします。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-12 【Word 2016・2013・2010・2007】
文書内に入れたい写真がどこにあるのかを指定するダイアログボックスが表示されるので、ダイアログボックス左部や上部を使って写真がある場所を指定します。

さぁ、ここから使いたい素材を選択していくわけですが、1箇所の同じ場所(フォルダーなど)の中に、使いたい素材が複数入っている場合には、1つずつ ちまちま挿入の操作をするのが面倒なので、その中にある使いたい素材を、一気に選択してしまいます。
その中にある全ての素材を使いたい場合と、その中にある一部の素材だけを使いたい場合では、選択方法が違います。
でも、せっかくなので、両方ともご覧ください。

【Word 2007】
Word 2007では、これからご紹介するように複数の素材を一気に挿入すると、一部の素材の縦横比が変わってしまうことがあるようです。
もしそうなったら、その素材を選択後、[Delete]キーを押して削除し、その素材だけもう一度入れ直せばOKです。


年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-13 【その中にある全ての素材を使いたい場合】
まず、先頭の素材クリックで選択します。
使いたい素材が1つしかない場合には、このままダイアログボックス右下の[挿入]ボタンをクリックすればいいのですが、今回は、この中にある素材を全て使いたいので、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-14 [Shift]キーを押したまま、最後尾の素材をクリックで選択すると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-15 最初に選択したものから、最後に選択したものまでを、一通り一気に選択することができました。
ポイントは、最初の素材を選択する時が普通のクリック、最後の素材を選択する時に、[Shift]キーを押したままクリックする、ということです。
ダイアログボックス右下の[挿入]ボタンを押すと、文書の中に、選択した素材を一気に入れることができます。


年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-16 【その中にある一部の素材だけを使いたい場合】
まず、先頭の素材クリックで選択します。
使いたい素材が1つしかない場合には、このままダイアログボックス右下の[挿入]ボタンをクリックすればいいのですが、今回は、この中にある他の素材も使いたいので、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-17 2つ目の素材を、[Ctrl]キーを押したままクリックすると、1つ目の選択が解除されることなく、2つ目の素材も選択できます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-18 もし、3つ目もある場合には、同様に3つ目の素材を、[Ctrl]キーを押したままクリックで選択します。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-19 選択のポイントは、1つ目を選択する時は普通にクリック、2つ目以降を選択していく時に、[Ctrl]キーを押したままクリックです。
このようにして、必要な素材を選択したら、ダイアログボックス右下の[挿入]ボタンを押すと、文書の中に、選択した素材を一気に入れることができます。

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素材を自由に動かせるようにする

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-20 文書内に素材を入れることができました!
入れた素材の個数によっては、ハガキ1枚分に収まらず、次のページや、はたまたその次のページに素材が挿入されたりしますが、そこは全く気にしなくてOKです。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-22 挿入した素材は、既定値では自由に動かすことができません。
そこで、自由に動かせるように、各素材に文字列の折り返しを設定します。
文書内に、素材を1つしか入れていない場合は、その素材を選択します。
複数の素材を入れた場合には、文書内の最後尾の素材から設定を変更した方が、後々の操作がしやすいと思いますので、最後尾の素材を選択します。
【Word 2007】
特にWord 2007では、文書に入れた先頭の素材から設定を変更すると、その時の文書の状態によっては、設定後に素材の縦横比が変わってしまうこともあるようなので、「最後尾から」を意識するとトラブルが減ります。

でもですね、最後尾じゃなくても、ちょっと操作しづらい程度なので、絶対に最後尾から・・・のようにナーバスにならなくてもいいですヨ。
どの素材から選択していただいても、基本的には大丈夫です。
Word 2007をお使いの方も、先にご説明したことが起こるような場合もありますが、先頭以外の素材から設定すれば大丈夫なようですし、もし起きたとしても、その素材を選択後、[Delete]キーを押して削除し、その素材だけもう一度入れ直せばいいだけなので、ガッチガチに緊張しながら操作する必要はありません。

素材を選択したら、[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、[文字列の折り返し]ボタンをクリックします。
【Word 2016・2013】
Word 2016・2013では[文字列の折り返し]ボタンは下の図のボタンです。
Word 2010・2007とは、ボタンの絵柄が少し違います。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-23

【Word 2010・2007】
Word 2010・2007では[文字列の折り返し]ボタンは下の図のボタンです。
Word 2016・2013とボタンの絵柄が少し違います。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-82

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-24 【Word 2016・2013・2010・2007】
[文字列の折り返し]ボタンをクリック後、一覧から[行内以外のものを選べば、基本的にはOKです。
でも、今回は文書内に直接カーソルを置いて文字を入力することは無く、入れたとしても、図形のように扱えるテキストボックスを使って入れるので、そんな風に、文書内に直接カーソルを置いて文字を入力することが無い場合には、私個人的には、[前面]にしておくのが好きです(笑)。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-25 文字列の折り返しを設定後、何が変わったのか、パッと見では分からない場合もあれば、素材が急にグーン!と動いて、他の素材に重なる場合もあります。
それは、その文書の状態と、どんな素材かによって変わってきますので、どちらになったとしても、びっくりしたり、気にしたりする必要は全くありません!
次に進みます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-26 今度は、最後尾から2番目の素材を選択します。
この時点で、選択しようと思っても、他の素材と重なってしまって選択できない、という方は、最後尾から2番目の素材の設定を後にまわしますので、特に気にせず、このまま読み進めてください。

選択した最後尾から2番目の素材にも、文字列の折り返しを設定します。
直前の操作と全く同じことをするので、[F4]キーをポンッと押します。
[F4]キーは、直前の操作をもう一度繰り返す技。
なので、1つ目の素材に文字列の折り返しを設定した後、他の操作をしてしまうと、その操作を繰り返してしまいますので、他の操作をやっちゃった方は、もう一度地道に[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、[文字列の折り返し]ボタンで設定してください。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-27 これもまた、設定後に何が変わったのか、パッと見では分からない場合もあれば、素材が急にグーン!と動いて、他の素材に重なる場合もあります。
くどいようですが、それは、その文書の状態と、どんな素材かによって変わってきますので、どちらになったとしても、びっくりしたり、気にしたりする必要は全くありません!
次に進みます。

素材を選択」→「[F4]キー」を繰り返して、文書内の素材すべてに文字列の折り返しを設定します。
でも、もし、他の素材と重なってしまって選択できない、という素材がある方は、その素材への設定を後にまわしますので、それはそのまま放置して、残りの他の素材に設定できるのであれば、それらに設定していきます。
選択できないから設定できないものはそのまま放置、設定できるものは設定しておく、という風にします。

素材を移動する

文字列の折り返しを設定した素材は、ドラッグで自由に動かすことができますので、大まかな位置に移動していきましょう。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-32 移動はどの素材から操作しても構いません。
素材を選択し、マウスポインタが左のような黒い十字の形でドラッグすれば、自由に動かすことができます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-33 あくまでも、この時点での移動は「大まか」でOKです。
微妙な移動は最後に行いますので、「何となくこの辺り」というところに素材を移動するだけでOKです。

文字列の折り返しを設定した素材を動かしたので、この前の章で、素材同士が重なって選択できなかったものが選択できるようになると思います。
まだ文字列の折り返しを設定していない素材がある場合には、その素材を選択し、[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、[文字列の折り返し]ボタンで、[行内]以外([前面]など)に設定すれば、自由に動かせるようになるので、それらも大まかな位置に移動しておいてください。

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ど真ん中に配置

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-34 「梅」の素材は、ハガキのど真ん中に配置したい素材です。
素材をドラッグして、「ど真ん中っぽい」ところに目分量で移動するのもアリですが、せっかくなので、Wordの機能を使って、文書のど真ん中に配置してみましょう。
まずは、ど真ん中に配置したい「梅」の素材を選択します。

[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、
【Word 2016・2013】 [オブジェクトの配置]ボタンをクリックし、
【Word 2010・2007】 [配置]ボタンをクリックし、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-35

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-36 [用紙に合わせて配置]をクリックします。
画面上では特に変化はありませんが、これで、これから押すボタンの基準を「用紙」にすることができました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-37 「梅」の素材を選択した状態のまま、先程と同じボタンをもう一度クリックし、今度は[上下中央揃え]ボタンをクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-38 最初に基準を[用紙に合わせて配置]にしていたので、用紙の上下方向の中で、素材を中央に配置することができました!

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-39 またまた同じく「梅」の素材を選択した状態のまま、先程と同じボタンをもう一度クリックし、[左右中央揃え]ボタンをクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-40 更に、用紙の左右方向で、素材を中央にすることができました!
これで、上下方向でも左右方向でも中央、つまり用紙のど真ん中に素材を配置することができました。

反転で向きを変える

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-41 今度は、「鶴」の向きを変えます。
「鶴」の素材を選択します。

[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、
【Word 2016・2013】 [オブジェクトの回転]ボタンをクリックし、
【Word 2010・2007】 [回転]ボタンをクリックし、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-42

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-43 [左右反転]をクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-44 左右の向きを逆にすることができました!

位置の微調整

「梅」の素材は、Wordの機能を使って用紙のど真ん中に配置しましたが、それ以外の素材は、まだ大まかな位置にしかないので、微調整して「ここ!」という場所に配置します。
こういう、ちょっとずつ動かしたい微調整の場合には、マウスでドラッグするのはNG
ドラッグで動かしてしまうと、たくさん動いてしまい、うまくいかないんです。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-45 そこで、素材を選択した状態で、キーボードの[↑]や[→]キーなどの方向キーを、ポンッ、ポンッと押していくと、選択した素材をちょっとずつ動かすことができます。
それぞれの素材を選択して、方向キーをポンッ、ポンッと押して、各素材の位置を好みに微調整しましょう。

もちろん、位置の微調整は後からいくらでもできますから、この後は絶対に動かしちゃダメ!などと、ナーバスになる必要はありませんヨ。
また、「鶴が梅の上にかぶさってしまっている!」などの重なり順は、最後に調整しますので、今の時点では気にしない、気にしない。

線を入れる

ハガキの上下を彩る線を描いていきます。
まずこの章を全部読んで、一通りの流れを把握した後で実際の操作をした方が、戸惑わずに、しかも便利に操作できると思いますので、まずは操作の前にこの章を一通りお読みいただき、それから操作をするのがオススメです。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-46 [挿入]タブの[図形]ボタンをクリックし、[直線]ボタンをクリックしてONにします。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-47 ハガキの空いている場所ならどこでもいいので、マウスポインタを持って行き、[Shift]キーを押したままドラッグします。

ただドラッグするのではなく、[Shift]キーを押したままドラッグすることで、ちょっとくらい手が震えても、まっすぐな線を描くことができますヨ。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-48 しかも長さは、ハガキの横幅びったりにしなくてOK。
こんな風に、短めに描いてください。

ちなみに、[Shift]キーを押したままドラッグしたにも関わらず、まっすぐな線にならない方は、ドラッグを終える時に注意してみてください。
マウスを放してから、[Shift]キーを放しますヨ。
何かのキーを押しながらドラッグしている場合には、いつも「マウス放して、キー放す」を意識してみてください。
では、まっすぐな線を描けなかった方は、[元に戻す]ボタンで、線を描く前の状態に戻してから、もう一度トライしてみてください。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-49 描いた線の見栄えを整えていきましょう。
直線を選択した状態で、

[描画ツール]の[書式]タブ、[図形のスタイル]グループにある[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-50

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-51 一覧から好みの色をクリックで選択します。
ちなみに、ここで表示される色の一覧は、文書に設定されているテーマによって変わってくるので、左の図と同じじゃなくても、気にしない、気にしない。
でも、[標準の色]は、どんなテーマの時でも、同じ色が表示されます。
今回は、[標準の色]の[赤]を選択してみました。
この一覧に好みの色が無ければ、[その他の線の色]から、好みの色を設定してください。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-52 更に直線の太さなどを変更していきます。
直線を選択した状態のまま、先程と同じ[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、[太さ]にマウスポインタを合わせると、太さの一覧が表示されます。
この一覧に好みの太さがあれば、ここから選べばいいのですが、今回はもっと太くしたいので、[その他の線]をクリックします。

この太さの設定は、Wordの各バージョンによって、作業ウィンドウで設定だったり、ダイアログボックスで設定だったりするので、各バージョンごとにご紹介します。
下記リンクから、該当の章へ移動してください。

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直線の太さの設定(Word 2016・2013編)

【Word 2016・2013】
直線を選択した状態で、[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、[太さ]−[その他の線]をクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-53 画面の右端に、直線に様々な設定をするための、作業ウィンドウが表示されます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-54 [幅]欄に、好みの太さを指定します。
今回は「10pt」にしてみました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-55 更に線種も変更してみます。
[一重線/多重線]をクリックし、一覧から好みの線種を選択します。
今回は下から3番目のものを選択してみました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-56 線の太さや線種が変わりました!
この続きは、このページのもう少し下にある、「直線の長さをピッタリに」の章をご覧ください。

直線の太さの設定(Word 2010編)

【Word 2010】
直線を選択した状態で、[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、[太さ]−[その他の線]をクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-97 このようなダイアログボックスが、ダイアログボックス左側の[線のスタイル]が選択された状態で表示されます。
[幅]欄に、好みの太さを指定します。
今回は「10pt」にしてみました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-98 更に線種も変更してみます。
[一重線/多重線]をクリックし、一覧から好みの線種を選択します。
今回は下から3番目のものを選択してみました。
ダイアログボックス右下の[閉じる]ボタンをクリックして、ダイアログボックスを閉じます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-99 線の太さや線種が変わりました!
この続きは、このページのもう少し下にある、「直線の長さをピッタリに」の章をご覧ください。

直線の太さの設定(Word 2007編)

【Word 2007】
直線を選択した状態で、[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、[太さ]−[その他の線]をクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-87 このようなダイアログボックスが、[色と線]タブが選択された状態で表示されます。
[線]の[太さ]欄に、好みの太さを指定します。
今回は「10pt」にしてみました。

また、Word 2007では、直線に対しては二重線のような線種に変更することができませんので、そこは諦めます(笑)。
どうしても諦めきれない方には(笑)、代替案をもう少し先でご紹介します。
というわけで、ダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-88 線の太さが変わりました!

直線の長さをピッタリに

描いた段階では、あえて短く描いた直線。
手がツリそうになりながらドラッグで描かなくても、ハガキの横幅ピッタリの長さに、後から簡単に変更できるので、あえて短く描きました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-86 というわけで、早速直線の長さを、ハガキの横幅ピッタリの長さにしていきましょう!
直線を選択した状態で、

[描画ツール]の[書式]タブ、[サイズ]グループの、[図形の幅]欄でクリックすると、中の値が反転します。
反転した状態のまま、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-57

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-58 設定したい値を入力すると、前の値に上書きされます。
今回入力する値は、ハガキの横幅である「148mm」。
でも、「mm」という単位を入力する必要はありません。
「148」と、数字だけ入力し、この欄の中で文字カーソルの点滅が無くなるまで[Enter]キーを押して確定すると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-59 後から単位も表示されます。
この時、「147.99mm」のように、1mmにも満たないほどで、極々わずかに縮んだり伸びたり、自動調整されることがありますが、これはWordさんが勝手にやっていることですので、気にしないようにします。

あとは、直線を選択した状態で、マウスポインタが下の図のような黒い十字の形でドラッグして、「だいたいの位置」に移動しておきます。
あとで位置は綺麗に直すので、「だいたいこの辺り」で構いません。
直線の端っこと、ハガキの端っこが合っていなくても、まだ大丈夫です。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-60

今度は、2本目の直線を準備します。
1本目として似たような直線が既にあるわけですから、これをコピーしていきましょう。
1本目の直線を選択した状態で、マウスポインタが上の図のような黒い十字の形になったら、[Ctrl]キーを押したままドラッグすると、コピーすることができます。
ポイントは、コピーを終える時に「マウス放して、キー放す」でしたね。

2本目の直線は、色は同じですが、太さと線種を1本目とは別のものにしたいので、設定を変更していきましょう。
2本目の直線を選択した状態で、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-61

[描画ツール]の[書式]タブ、[図形のスタイル]グループにある[図形の枠線]ボタンの[▼]をクリックし、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-83

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-84 [太さ]−[その他の線]をクリックします。
【Word 2016・2013】
上記の[太さ]−[その他の線]をクリックする操作は、線に様々な設定をする作業ウィンドウを出す操作なのですが、既に1本目の線の時にその作業ウィンドウを出しているので、上記のようにクリックしなくてもOKです。
(もちろん、作業ウィンドウを出すだけのことなので(もう出てますが)、操作してもOKです。)

この先の線の太さを変える操作は、バージョンごとに違うので別々に記載していますが、それほど長い文章ではないので、章を分けて書いていません。
このまま順に目で追っていただいて、該当のバージョンの分をお読みください。


年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-62 【Word 2016】
Word 2016では、線のコピーをした後、コピー元の1本目の線と、コピーした2本目の線の両方が選択された状態になってしまっていることがあるようです。
その場合は、一旦、他のイラストを選択するなどして、線の選択を解除し、改めて2本目の線だけを選択してから操作してください。
【Word 2016・2013】
[幅]を「15pt」にします。
[一重線/多重線]をクリックし、一覧から好みの線種を選択します。
今回は一番下のものを選択してみました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-64 太さや線種の設定が終わったら、この作業ウィンドウは使わないので、右上にある[×]をクリックし、作業ウィンドウを閉じておきます。
続きは、次の章の「直線の位置の微調整」をご覧ください。


年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-100 【Word 2010】
[幅]を「15pt」にします。
[一重線/多重線]をクリックし、一覧から好みの線種を選択します。
今回は一番下のものを選択してみました。 ダイアログボックス右下の[閉じる]ボタンをクリックして、ダイアログボックスを閉じておきます。
この続きは、次の章の「直線の位置の微調整」をご覧ください。


年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-89 【Word 2007】
ダイアログボックスが、[色と線]タブが選択された状態で表示されます。
[線]の[太さ]欄で、「15pt」にし、ダイアログボックス右下の[OK]ボタンをクリックします。

Word 2007では、直線に対しては線種を変更することができないので、一重線の状態で太さを変えただけですが、
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-90

もし、「多重線っぽく」見せたい場合には、下の図のように太さの違う線を複数配置すると、「多重線っぽく」見えます。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-91

直線の位置の微調整

これで、必要な直線を用意できたので、それぞれの直線の位置を微調整しておきましょう。
これももちろん、大きく動かしたい場合にはドラッグ。
でも、微妙にちょっとずつ動かしたい場合には、ドラッグでの移動はNG。
直線を選択後、キーボードの[↑]や[→]キーなどの方向キーを、ポンッ、ポンッと押して、ちょっとずつ動かしていきます。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-60

1本目が終わったら、2本目の位置も、同じ要領で微調整しておいてください。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-101

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-65 これで、ほぼほぼ完成です。
残りの作業はほんのちょっとだけ。

最後に重なり順を整えていきます。
Word 2016・2013・2010には、重なり順を整える時に便利な機能があるので、それを使っていきます。
Word 2007では、スタンダードな方法を使いますので、お使いのバージョンごとに、下記のリンクから該当の章に移動してください。

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重なり順の変更(Word 2016・2013・2010編)

素材の重なり順は、素材の挿入時の順番によって変わってきます。
ということは、「この素材の重なり順を変えたい!」という場合もありますし、「重なり順を変えなくていいな、手間が減ってラッキー♪」という場合もあります。
また、重なり順を変えたい素材も、その時によって違ってきますので、今回は一例をご紹介したいと思います。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-69 今回私が作ったハガキの場合は、「鶴」が「梅」の上に重なっているので、この重なり順を逆にしてみます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-66 重なり順を変えるには、[ホーム]タブの、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-67 [選択]ボタンをクリックし、一覧から[オブジェクトの選択と表示]をクリックすると、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-68 画面の右端に、作業ウィンドウが表示されます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-85 この一覧に表示されているものが、ハガキ内にある全ての素材です。
通し番号や順番は、その時によって変わってくるので、「図と同じじゃない!」と焦る必要はありませんヨ。
この名前は、Wordさんが勝手に付けてくれた仮名みたいなものなんですが、名前を見る限り、どれがどの素材なのかは区別がつきません。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-70 そこで、重なり順を変更したい素材をクリックで選択します。
今回は「鶴」を選択してみました。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-71 すると、選択されたものが作業ウィンドウで反転します。
この作業ウィンドウでは、「図9」が「鶴」にあたります。
ちなみに、今回の例では、たまたま「鶴」にあたるのが「図9」なだけです。
文書の状態は、それぞれの方によって違いますので、左の図と同じになっていなくても焦らず、というか、「むしろ違っていて当然!」と思いながら(笑)、ご自分の文書を操作してください。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-72 今度は「梅」の素材を選択してみます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-73 すると、この作業ウィンドウでは、「図10」が「梅」にあたることが分かりました。
ちなみに、複数の素材が重なり合っている場合には、自分の選択したいものが選択できない場合があります。
そんな時は、作業ウィンドウ側で、「図9」や「図10」をクリックして選択することで、「鶴」や「梅」を選択できます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-74 この作業ウィンドウ内の表示は、上から順に、重なり順で表示されているので、「梅」の上に「鶴」が重なっています。
重なり順を逆にしたければ、この作業ウィンドウで重なり順を変更すればいいので、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-75 「図9」(鶴の図)をクリックで選択後、この作業ウィンドウ内の[▼](マウスを合わせると[背面へ移動]と表示されます)をクリックします。
【Word 2010】
Word 2010では、[▼]は作業ウィンドウの右下にあります。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-76 「図9」を、「図10」の下に移動することができました!
「図9」は「鶴」、「図10」は「梅」ですから、「鶴」を「梅」の下にくるように、重なり順を変更したことになるので、

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-77 実際の素材も、「鶴」の重なり順が、「梅」の下になりました!

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-78 もし、この年賀状を来年以降も、少しずつ手を加えて使っていく・・・という感じでしたら、「図9」や「図10」といった名前では分かりづらいので、「図形がいっぱいの時に泣くほど便利! オブジェクトの選択と表示」でご紹介している方法で、こんな風に名前を変えておくと、後々操作しやすいです。

さぁ、最後の「これで完成!」の章にお進みください。

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重なり順の変更(Word 2007編)

素材の重なり順は、素材の挿入時の順番によって変わってきます。
ということは、「この素材の重なり順を変えたい!」という場合もありますし、「重なり順を変えなくていいな、手間が減ってラッキー♪」という場合もあります。
また、重なり順を変えたい素材も、その時によって違ってきますので、今回は一例をご紹介したいと思います。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-92 今回私が作ったハガキの場合は、「鶴」が「梅」の上に重なっているので、この重なり順を逆にしてみます。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-93 重なり順を変えたい「鶴」を選択し、

[図ツール]の[書式]タブ、[配置]グループにある、[最背面へ移動]ボタンをクリックします。
この時、このボタンは絵柄の部分と[▼]の部分の二部構成になっているので、絵柄の方をクリックします。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-94

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-95 「鶴」をすべての素材の中で、一番後ろの重なり順にしたので、「鶴」に隠れていた「梅」が見えるようになりました。

重なり順は、「素材同士が重なっている部分だけを調整」という考え方ではなく、「本当はハガキの中に入っている全ての素材が重なっているのだけれど、それぞれ違う位置にあるので、部分的にしか重なっているように見えない」という考え方です。
なので、自分が選択した素材が、ハガキ内の全ての素材の中で重なり順が何番目なのかが、画面を見て分からないため、とりあえず、最背面や最前面に動かして、それでも調整が必要な場合には、1段階ずつ前面や背面に動かしていく、といった操作になります。
詳しい操作方法は「図形の重なりの順序変更」をご覧ください。
年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-96

これで完成!

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-80 もし、文面に差出人を入れたい場合には、「STEP2 番外編:文面に差出人を入れる(縦書き編)」にお進みください。

年賀状 文面の作り方 STEP2 Cタイプの操作画像-79 「差出人は宛名面に入れるから、文面には入れないよ」という方は、これで文面の完成です!
残りは印刷だけ。
STEP3:印刷」に進みます!

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