スライドショー中のショートカットキー

解説記事内の画像はPowerPoint 2013のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • PowerPoint 2013, 2010, 2007

スライドショー中のショートカットキーの操作画像01 スライドショー実行中に何かしらの機能を使おうと右クリックすると、相手にもメニューが見えてしまいます。
(メニューが見えてしまうのは、発表者ビュー・発表者ツールを使っていない場合です。)
でも!
キーボードのキーを使えば、メニューが見えない分、とってもスマート!
もたもた感もありません。
というわけで、スライドショー実行中に便利なショートカットキーをご紹介します!

もちろん、発表者ビュー・発表者ツールを使っている場合でも、これらのショートカットキーは使えますヨ。

スライドショー中のショートカットキーの操作画像07 【PowerPoint 2013】
PowerPoint 2013で発表者ビューを使っている場合、ショートカットキーを押してもうまく反応せず、その代わりに押したキーが画面左上に表示されてしまう場合があるようです。
どうやら、日本語入力ONの状態がスライドショーにも継承されているからのようなので、一旦[Esc]キーを押すと、画面左上の表示が消えるので、その後で[半角/全角]キーを押して日本語入力をOFFにします。
そうすることで、その後はショートカットキーがスムーズに使えます。

【PowerPoint 2010】
PowerPoint 2010でも、発表者ツールを使っている場合、ショートカットキーを押してもうまく反応しないことがあるようです。

スライドショー中のショートカットキーの操作画像09 【PowerPoint 2010】
その時には、発表者ツール内の、現在のスライドが表示されている領域で、スライドやボタンなどが何も無い部分を一度クリックすると、その後はショートカットキーがスムーズに使えます。


今回は、スライドショー実行中に便利なショートカットキーの「まとめ」としてご覧いただきたいので、各機能の詳細は、文章中にあるリンク先のページをご覧ください。

また、今回ご紹介しているショートカットキーの中には、1つの機能に複数のショートカットキーが割り当てられているものもあるのですが、このページでは私が覚えやすいなぁと思う方をご紹介しております。
他のキーも知りたい方は、最後の章でご紹介している方法で調べることができますヨ。
それでは早速、ご紹介していきます!

スライドショーの開始・終了

スライドショー中のショートカットキーの操作画像02

スライドを作成・編集する画面から、本番用のスライドショー画面に切り替えたり、その逆に、スライドショーを終了し、作成・編集画面に戻るといった、スライドショーの開始・終了系のショートカットキーは、下記の通りです。

  ショートカットキー
先頭のスライドから開始 [F5]
現在のスライドから開始 [Shift]+[F5]
スライドショーの終了 [Esc]

スライド間の移動

スライドショー中のショートカットキーの操作画像03 スライドショー実行中、次のスライドに移ったり、「おっと行き過ぎた!」と前のスライドに戻ったり、相手のリクエストに応えて、該当のスライドに一気に移ったりする、スライド間の移動系のショートカットキーには、このようなものがあります。

  ショートカットキー 覚え方
次のスライドに移動 [Enter]  
前のスライドに戻る [Backspace] 後ろにBackして戻る
指定したスライドに移動 移動したいスライド番号の数字のキーを押してから[Enter]
(例えば5枚目のスライドに一気に移動したい場合は、「5」のキーを押してから[Enter])
 

スライドに書き込む・消す

スライドショー中のショートカットキーの操作画像04 スライドにペンの機能を使って書き込んだり、それを消したい場合のショートカットキーです。

  ショートカットキー 覚え方
ペン [Ctrl]+[P] [Ctrl]+[Pen]
消しゴム [Ctrl]+[E] [Ctrl]+[Eraser]
(Eraserは消しゴムという意味です)
表示中のスライドの書き込みを全部消す [E] Eraser]
(Eraserは消しゴムという意味です)

【PowerPoint 2013】
PowerPoint 2013で、マウスポインタをペンや消しゴムに変えた場合、もう一度同じキーを押すと解除できます。
同じキーを押して、ONとOFFが切り替えられるイメージですね。
また、下記のPowerPoint 2010・2007の方法でもできます。

【PowerPoint 2010・2007】
PowerPoint 2010・2007で、マウスポインタをペンや消しゴムに変えた場合、[Ctrl]+[A]で、通常の矢印のマウスポインタに戻ります。
[Ctrl]+[Arrow(矢印)]と覚えるといいかもしれません。


【PowerPoint 2013】
PowerPoint 2013には蛍光ペン機能にもショートカットキーが割り当てられています。

  ショートカットキー 覚え方
蛍光ペン [Ctrl]+[I] [Ctrl]+[Inc]
(この覚え方は「こじつけ」です)

もう一度同じキーを押すと解除できます。
今回は、蛍光ペンのショートカットキーの覚え方を、「[Ctrl]+[Inc]」としましたが、これは、こう考えると覚えやすいかな・・・というこじつけです(笑)。
「蛍光ペン」を英訳すると、どうやら「Highlighter」と言うらしいのですが、[Ctrl]+[H]は既に他の機能に割り当てられているので、「Highlighter」の2文字目の「i」を取ったという風に、実は推測していたりします。

【PowerPoint 2010・2007】
PowerPoint 2010・2007には、蛍光ペン機能にはショートカットキーが割り当てられていません。

レーザーポインター

スライドショー中のショートカットキーの操作画像08 【PowerPoint 2013・2010】
PowerPoint 2013・2010にある、レーザーポインターの機能は、このキーで使えます。

  ショートカットキー
レーザーポインター [Ctrl]キーを押したまま、マウスの左ボタンを押しっぱなし

[Ctrl]キーを押したまま、マウスの左ボタンを押し続けている間、ずっとマウスポインタがレーザーポインターの形になってくれます。


【PowerPoint 2013】
PowerPoint 2013では、マウスのボタンを押し続けなくても、下記のショートカットキーを押すことで、解除するまでずっとマウスポインタの形がレーザーポインターの形になります。
同じキーをもう一度押せば、解除できます。

  ショートカットキー 覚え方
レーザーポインター [Ctrl]+[L] [Ctrl]+[Laser]

発表者に注目を集める

スライドショー中のショートカットキーの操作画像05 発表している人に注目を集めたい時、スライドが表示されたままだと、どうしてもみんなの視線はスライドの方に行ってしまうので、画面を真っ黒にしたり真っ白にすることで、発表者に注目を集めます。

真っ黒にするか、真っ白にするかは、会場の明かり具合で選択するといいと思います。
真っ暗な会場で、スライドまで真っ黒にしたら、ただの肝試しみたいになっちゃうので(笑)。

  ショートカットキー 覚え方
画面を真っ黒にする [B] Black
画面を真っ白にする [W] White

PowerPoint 2013〜2007とも、解除するには、もう一度同じキーを押します。
同じキーを押して、ONとOFFが切り替えられるイメージですね。

その他のショートカットキー

今回ご紹介したショートカットキーは、私が個人的に「覚えておくと便利!」と思うものをご紹介しましたが、スライドショー実行中のショートカットキーは、それ以外にもまだたくさんあります。
また、1つの機能に複数のショートカットキーが割り当てられているものもあります。
そういったものを確認したい場合には、

スライドショー中のショートカットキーの操作画像06 スライドショー実行中に[F1]キーを押すと、このようなダイアログボックスが表示され、各タブに分類分けされてショートカットキーが載っていますヨ。

【PowerPoint 2007】
タブでは分類されていませんが、同様にダイアログボックス中に表示されます。

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