重複データ削除の注意点

重複データの削除の最後では、住所録データを例に挙げ、「同姓同名の別人」は削除されないよう、全項目で重複かどうかを判断させました。
重複データ削除の注意点の操作画像-1

じゃぁ、いつでもどこでも(笑)全項目で重複かどうかを判断させればいいかというとそういうわけではありません。

重複データ削除の注意点の操作画像-2 例えば左のような場合、4行目と14行目のデータは同じ人のデータです。
ですが、4行目のデータの住所は都道府県名から入力されているのに対し、14行目のデータでは都道府県名は省略して入力されています。

重複データ削除の注意点の操作画像-3 15行目と16行目のデータも同じ人のデータですが、15行目の住所のデータは数字が半角で入力されているのに対し、16行目の住所は数字が全角で入力されています。

こういった場合、全項目で重複かどうかを判断させると、住所のデータが同じではないので、重複と判断されないため、データは削除されません。

「氏名」だけで重複かどうかを判断させてしまうと、「同姓同名の別人」が削除されてしまうし、かといって全項目で重複かどうかを判断させてしまうと、削除してほしいデータが削除されない・・・。

今回のようなケースでは、全項目ではなく、「氏名」と「自宅電話番号」の両方が一致していれば重複データだと判断させれば対応できます。
重複データ削除の注意点の操作画像-4

このように、[重複の削除]ダイアログボックスで項目名にチェックをつける際、データがどのように入力されているかでチェックの付け方に工夫が必要になります。

そしてデータを入力する時から、「住所は都道府県名から入力する」とか、「住所の英数字は半角で入力する」など、自分なりの約束を作って入力していけば、こういう時にあまり悩まずに済みます。

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