セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)

解説記事内の画像はExcel 2010のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2013, 2010, 2007
Excel 2013・2010・2007用 練習ファイル
(format-cells-border01.xlsx  9.21KB)
セルの書式設定 基本のキ(罫線編)」の続きの方は、罫線編で最後まで操作した練習ファイルをそのまま使えます。

セルの書式設定 基本のキ(罫線編)」の続きです。
セルの書式設定 基本のキ(罫線編)」では、下の図のような罫線の設定をしてみました。
セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-09

まずは格子状にまんべんなく罫線を引き、その上から太い線や二重線を乗っけていくイメージ

が大切なポイントですが、このポイントを無視して、パッと思い付いたところから操作をしてしまうとどうなるか、見てみましょう(笑)。

罫線編」のページと同じように、最初からスタートしてみましょう。
本当は格子状にまんべんなく罫線を引くのが正解ですが、これをすっかり忘れて、「まずは太い外枠を設定しよう!」と思ったとします。
セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-03

セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-10 A4番地からD11番地を範囲選択後、[ホーム]タブにある罫線を引くボタンの[▼]をクリックし、[外枠太罫線]を設定します。

選択した範囲に、太い外枠を設定できました! この時点で、下の図のようになります。
そして次に思います、「外枠以外の、内側の線をまだ引いてなかったぞ」と。
セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-01

というわけで、再びA4番地からD11番地を範囲選択し、先程使った罫線を引くボタンで[格子]を設定します。
すると、下の図のようになります。
格子状にまんべんなく罫線を引けたけど、一番最初に引いた太い外枠がチャラになっちゃった!(汗)
セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-02

[格子]は、選択した範囲に、まんべんなく細い線を格子状に設定するボタンです。
なので、太い線のあったところにも、細い線が設定され、最初にあった太い線がチャラになってしまったわけです。

というわけで、リボンにあるボタンを使って罫線を引く時には、

まずは格子状にまんべんなく罫線を引き、その上から太い線や二重線を乗っけていくイメージ

でいると、上記のような失敗が無くなります。

範囲選択もポイント

ここからは、練習ファイルのSheet2を使います。

セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-05 今度は、こんな風に、各行の下に二重線を引きたかったとします。

セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-06 こういった時にやってしまいがちなのがこの操作。
左の図のように、A3番地からB5番地を範囲選択して、
罫線を引くボタンの[▼]をクリックし、[下二重罫線]を設定します。

セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-08 すると、こんな風に設定されてしまいました!

セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-07 [下二重罫線]は、「選択した範囲の一番下」に二重線を引くボタン。
今回はA3番地からB5番地を範囲選択したので、「選択した範囲の一番下」とは、左の図の箇所になります。

セルの書式設定 基本のキ(罫線で混乱しやすいポイント編)の操作画像-08 なので、こんな風に設定されたわけです。

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