グラフ編集操作の覚え方【Excel 2010・2007編】

解説記事内の画像はExcel 2010のものですが、操作方法は下記のバージョンで同じです。
  • Excel 2010, 2007
Excel 2016・2013での操作は、「グラフ編集操作の覚え方【Excel 2016・2013編】」をご覧ください。

今回は「Be Cool Users流 グラフ作成後の編集操作の覚え方」として、まとめてみました!
あくまでも頭を整理しながら覚えるための、基本の覚え方なので、「こういうケースは例外で当てはまらないんじゃない?」っていうのはご勘弁ください(笑)。

まず、編集操作の前に必ず判断したいこと、それは、これから自分がやりたいことは、以下のどれに当てはまるのか、を考えること。

  1. (1)グラフの根本部分を変える
  2. (2)グラフに部品を付け足す 又は 付け足されているものを消す
  3. (3)既にグラフ内に存在する部品の、見栄え(見え方)を変える

どのパターンに当てはまるのかさえ考えれば、残りの編集操作はスムーズです!
今回は「グラフの作成」や「円グラフの作成」のページで作ったグラフを編集していきます。
早速、上記のパターンごとに編集操作を見ていきましょう!

(1)グラフの根本部分を変えたい

「グラフの根本部分を変えたい」って、じゃぁその「根本部分」って何?ということになりますが、グラフの種類とか、グラフはどのシートにあるのか、といった、「グラフ全体に関すること」というイメージです。
「グラフ内のこの部品が・・・」という、部分的なものではない、というイメージです。

串刺し集計の操作画像01 グラフ内の、何も無い部分をクリックすると、「グラフエリア」を選択できます。
「グラフエリア」は「グラフ全体を司る部分」と考えるといいと思います。
グラフの根本部分を変えたい場合には、まず「グラフエリア」をクリックし、グラフ全体を選択します。


グラフを選択すると、リボンに[グラフツール]が表示されます。
[グラフツール]の[デザイン]タブで、グラフの根本部分が変更できます
[種類]グループの[グラフの種類の変更]ボタンをクリックし、 串刺し集計の操作画像02

串刺し集計の操作画像03 表示されたダイアログボックスで、好みのグラフの種類を選択すれば、

串刺し集計の操作画像04 グラフの種類を変更できます。


串刺し集計の操作画像05 また、左の棒グラフでは、横軸に「担当者」が表示され、担当者ごとに各月の数値を示す棒が表示されています。

グラフエリアを選択した状態で、

[データ]グループの[行/列の切り替え]ボタンをクリックすると、
串刺し集計の操作画像06

串刺し集計の操作画像07 横軸に「月」が表示され、月ごとに各担当者の数値を示す棒が表示されるようになりました!
グラフの根本的な表現方法を変えたわけですね。


串刺し集計の操作画像08 グラフエリアを選択した状態で、[場所]グループの[グラフの移動]ボタンをクリックすれば、

串刺し集計の操作画像09 ダイアログボックスが表示されます。
グラフ用の新しいシートを作り、そこにグラフをいっぱいいっぱいに表示させるのか、それとも、既にある別のシートに移動させたいのかを設定することができます。

Excel 2003をお使いだった方は、もうお気づきですね?
そうです、[グラフウィザード]の1/4、2/4、4/4で設定できたことなんです!
ではここまでをまとめてみます。

「グラフの根本部分を変えたい」場合には、
「グラフエリア」をクリックしてグラフ全体を選択し、
[グラフツール]の[デザイン]タブを使う

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(2)グラフに部品を付け足す 又は 付け足されているものを消す

串刺し集計の操作画像29 グラフは様々な「部品」から成り立っています。
それがどんなグラフなのかを示す「グラフタイトル」、グラフの軸が何を表しているのかを示す「軸ラベル」などなど・・・。

グラフに、必要な部品を付け足したい、又は、不要な部品を消したい、といった場合には、こんな操作をします。

串刺し集計の操作画像01 まず「グラフエリア」をクリックし、グラフ全体を選択します。

[グラフツール]の[レイアウト]タブで、部品を付け足す・消すという変更ができます
串刺し集計の操作画像10


串刺し集計の操作画像11 [グラフタイトル]から、好みのものをクリックで選択します。
今回は[グラフの上]をクリックしてみます。

串刺し集計の操作画像12 グラフの上部にグラフタイトルを付け足すことができました。
あとは「グラフタイトル」という文字を、好きな言葉に変更すればいいだけです。


串刺し集計の操作画像13 グラフエリアを選択し、[軸ラベル]の[主縦軸ラベル]から、好みのものをクリックで選択します。
今回は[軸ラベルを垂直に配置]をクリックしてみます。

串刺し集計の操作画像14 縦軸にラベルが付け足され、なおかつ、そのラベルが垂直に配置されます。

これもあとは「軸ラベル」という文字を、好きな言葉に変更すればいいだけです。


串刺し集計の操作画像15 円グラフに部品を付け足す・消す、といった場合も同様です。
まずグラフエリアをクリックし、グラフ全体を選択します。

串刺し集計の操作画像16 [データラベル]から、好みのものをクリックで選択します。
今回はデータラベルの種類を選びたいので、[その他のデータラベルオプション]をクリックしてみます。

串刺し集計の操作画像17 ダイアログボックスが表示されるので、左側で[ラベルオプション]を選択し、右側で表示したいデータラベルの種類を選びます。

串刺し集計の操作画像18 グラフにデータラベルを付け足すことができました!


串刺し集計の操作画像19 左の図のような、何色が何々を示しますよ〜というものを凡例(はんれい)と言います。
データラベルがあるから、この凡例は不要だよ、という場合は、

串刺し集計の操作画像20 やはりグラフエリアを選択し、[凡例]から[なし]をクリックすれば、

串刺し集計の操作画像21 凡例を消すことができました!

ここでも、Excel 2003をお使いだった方はお気づきですね?
[グラフウィザード]の3/4で設定できたことなんです!
ではここまでをまとめてみます。

「グラフに部品を付け足したい 又は 付け足されているものを消したい」場合には、
「グラフエリア」をクリックしてグラフ全体を選択し、
[グラフツール]の[レイアウト]タブを使う

引き続き次のページでは、3つ目のポイントを詳しく解説!
そして、覚え方のまとめをしていきます!

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